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心理学研究科では、11月14日（月）に特別講演会「台湾の刑事司法への市民参加に関する法と心理学研究」を開催しました。

関西大学に交換研究者として滞在中の趙儀珊氏（国立台湾大学副教授）をお招きし、
台湾の国民法官制度に関する心理学研究についてお話しいただきました。

国民法官制度は日本の裁判員制度に範をとり、来年1月より開始されますが、開始前の議論では評議におけるバイアス、
市民の証拠評価と重み付け、反対尋問の効果などの心理学的研究が不足しています。

本講演では、これらのテーマをめぐる最近の研究を紹介し、
中華民国司法院の委託で実施した、被害者影響供述(VIS)や視点取得防禦戦略の実験データが報告されました。

講演は英語で行われ、台湾からの参加者もあり、普段の講義では味わえない貴重な機会となりました。

心理学研究科では、海外の研究者との交流や共同研究などの様々な取組みを通じ、研究組織としての活動の充実を図り、活気と魅力を高めていきます。

また、このような研究活動を学生教育の機会としても提供することで大学院進学に対する関心を高めていきたいと考えています。