関西大学総合情報学部は、1994年4月、社会のさまざまな領域を「情報」の観点から探求する文理総合型の学部として高槻キャンパスに開設しました。関西大学が、千里山キャンパス以外に設置した最初の学部である総合情報学部には、進取の気性に溢れた学生が入学し、その精神は、後輩たちに脈々と受け継がれ、各界各層へ有為な人材を輩出してまいりました。1期生602名で始まった学部ですが、現在では14,000名超に及ぶ卒業生を送り出すほど歴史を積み重ね、2024年4月に創設30周年を迎えることとなりました。

　さて、現在、新型コロナウイルスや震災等による影響は、回復の兆しを見せ始めているものの、依然として暗い影を落としております。とりわけ家計面への影響は大きく、経済的に困窮し、不本意ながら学業が継続できない学生や、留学・国際学会での発表を断念せざるを得ない学生、さらには起業という夢を実現できない学生が、まだまだ多く残されております。そこで、学生たちが、この難局を乗り越え、新しい時代を切り拓くために、総合情報学部教職員、総合情報学部・研究科の卒業生、支援者らで協力し、支え合うことが必要であると思料しております。

　関西大学総合情報学部では、情報を主軸とした「新たな価値の創造」を推進することを重視しています。学生は、独創性のある領域に挑戦し、さまざまな困難に立ち向かいながら、新しい価値を生み出すことの大切さを学び、社会へ巣立っております。この難しい時代だからこそ、積極的に社会をリードし、新しい価値を創造するリーダーを育成することが、私たちの学部に課せられた使命です。

　そこで、総合情報学部・同窓会といたしまして、この節目を記念して、次世代の総合情報学部生・大学院生を経済面からサポートすることを目指して、①学業奨励金（奨学金）としての支援、②国際的な学術活動（留学・国際学会への参加等）への支援、③起業支援という形で、学部の益々の発展に協力したいと存じます。この重要な取り組みへのご理解とご支援を心よりお願い申し上げます。

　この募金活動は、総合情報学部がこれまで連綿として積み重ねてきました歴史と伝統をさらに継承し、学部生・大学院生が直面する困難を乗り越え、新しい時代を築くことができる礎となることをご理解いただき、本趣旨にご賛同のうえ、ご支援を賜りますようお願い申し上げます。

2024年4月吉日

関西大学総合情報学部　　　　　　　　関西大学総合情報学部創設30周年記念祭　

学部長　　　　　　　　　　　　　　　 同窓会実行委員会世話人（募金担当）

名　取　良　太        　　　　　　　　　亀　岡　健太郎　

募金期間：2024年４月26日～2025年４月30日

ご依頼寄付金額・口数：１口1,000円を3口以上（寄付額にかかわらずありがたく拝受させていただきます）

寄付目標額：3,000,000円

お申込みはインターネット募金から受付しております。

https://www.kansai-u.ac.jp/bokin/application/

法人・団体名義でのお申込みの場合、総合情報学部事務チーム（072-690-2151）までご連絡ください。