国際協力
関西大学の国際協力の取り組み
関西大学はSDGSに関するセミナーや国際協力の実践機会を提供しています。
「国際協力サービスラーニング」とは、教科カリキュラムと関連したサービス(ボランティア)活動を通じて当該コミュニティのニーズを満たし、学生のコンピテンシー、即ち「高い成果を生み出すための行動特性」を涵養する社会貢献型の体験学習です。
この国際協力サービスラーニングカリキュラムでは「講義科目」による理論学習と、「実践科目」による実践教育を連関させた国際貢献型体験学習の中で、学生は国際協力の仕組みを学び、これからの参加型国際協力と国内の多文化共生社会の創造に資する持続可能な循環型国際協力システムを考察することができます。
国際協力サービスラーニングプログラムには次の4つの講義科目が設置されています。
国際協力の基礎を学ぶ(2単位) | 国際協力の基礎理論を学びます。 |
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国際協力ボランティアの理論を学ぶ(2単位) | ボランティア活動の基礎理論を学びます。 |
国際協力レディネス(2単位) | 国際協力活動に必要な知識や技能・能力を養います。 |
国際協力フォローアップ(2単位) | 国際協力体験を振り返り、総括します。 |
「国際協力の基礎を学ぶ」と「国際協力ボランティアの理論を学ぶ」は、国際協力・貢献活動についてさまざまな視点から理論学習を行う基礎的講義であり、受講生にとって入門的な位置づけとなります。
次に、「国際協力レディネス」※と「国際協力フォローアップ」※は、上記の2科目を経た受講生が実際に国際協力・貢献活動に参加するにあたり、その活動を通じて修得するべき能力や技術が最大限となるよう効果の向上を目的として開講されるもので、実習科目と連関しています。
実習科目である「国際協力ボランティア実習A~C」の単位認定には、実習の前後に「国際協力レディネス」と「国際協力フォローアップ」を受講することを推奨しています。
国際協力ボランティア実習では、異なる3タイプの実習を用意しています。学生自身の関心や方向性に基づいて、「講義科目」と組み合わせて履修することを勧めます。
国際協力ボランティア実習A | 国際協力の基礎理論を学びます。 |
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国際協力ボランティア実習B | ボランティア活動の基礎理論を学びます。 |
国際協力ボランティア実習C | 国際協力活動に必要な知識や技能・能力を養います。 |
「国際協力ボランティア実習A」は上級者向けの科目で、JOCV(青年海外協力隊)短期隊員としての現地活動を通じて、将来の国際協力専門家として活躍するための素地を培うことができます。
「国際協力ボランティア実習B」は中級者向けの科目で、本学教員が引率するオリジナルプロジェクト(2019年度は「フィリピン・チルドレン・プロジェクト(PCP)」)に参加しました。
最後に、「国際協力ボランティア実習C」は初心者向けの科目として設置されています。国際部が認定した学外諸団体の活動に参加して、社会貢献活動に必要な基礎知識を養うことが出来るプログラムです。2017年度は“特定非営利活動法人NGO活動教育研究センター(NERC)”が主催するプログラムを認定しています。
国際協力に関して入門的な講座として開催しています。
このガイダンスを手がかりとして、次の国際協力セミナーなどで、より具体的な情報にアクセスしてください。
主に国際協力分野で顕著な活動経験を有する方を講師にお招きして、さまざまな視点からの国際協力に関する講演を通して、世界を舞台に活躍することの醍醐味をうかがうことができます。
現在だけでなく、将来の自分にとっても価値のある有意義な活動がきっと見つかるはずです。
関大生の皆さんの積極的な参加をお待ちしています。
ブラウンバッグセッションとは、海外の大学や研究機関で行われているお昼休み時間に昼食を持参して参加できる勉強会の形式です。
お昼ごはんを食べながら気軽に参加できるこのセッションでは、関西大学教員の国際協力体験を3回シリーズで聴講することが出来ます。
※講師の役職、肩書きは開催当時のものです。