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関西大学グローバルフロンティアプログラム

“次世代グローバルリーダー”を育成する、多様な取組みを実施しました。

本学の学生が“次世代グローバルリーダー”として国際社会の各分野で活躍できる力の醸成を目指し、2014年度に「KUGF(Kansai University Global Frontier)プログラム」及び「国際協力サービスラーニングプログラム」を開設しました。 KUGFプログラムでは、「英語で」学ぶKUGF科目を開講し、2014年度から2016年度まで開講科目数は42科目、72科目、82科目、履修者数は642名、1,577名、2,227名と飛躍的に数字を伸ばしました。現在は以下の8つの専門分野科目のモジュールからなる「グローバル・フロンティア科目」「留学準備スキルアップ科目」及び「日本語スキルアップ科目」によって構成されています。

また、「国際協力サービスラーニングプログラム」では、国際協力についての理論を学習する「講義科目」と、海外でボランティア活動を行う「実習科目」を設置しており、理論と実践が連関した国際貢献型体験学習を実施しました。 なお、両プログラムは、2016年度の共通教養科目の再編に伴い、新たに立ちあがった「グローバル科目群」へ統合され、すべての学部の1年次生から履修可能なプログラムとして、さらなる広がりを見せています。 これらの各種科目の充実や英語による授業開講支援、海外の大学の学生と遠隔で授業を行うオンライン型国際連携学習COIL(Collaborative Online International Learning)の支援、国際的な問題解決型の学習方法(PBL)の推進等を目的として、「国際教育支援室」を2016年4月に開設し、国際教育に精通したスタッフを配置しています。

  • Module 1 Sustainability Interdisciplinary Approach
  • Module 2 Applied Science and Engineering
  • Module 3 International Business and Entrepreneurship
  • Module 4 Japan Studies
  • Module 5 Language Teaching and Communication
  • Module 6 Studies on Global Geopolitics
  • Module 7 Fundamentals for Social Science Studies
  • Module 8 Understanding Diversity and Inclusion
  • Skill Up for Studying Abroad
  • Japanese as a Second Language

ウェブサイト「GLOBAL NAVI」を構築

留学を志す学生に対し、必要な情報を迅速かつ効果的に提供することを目的とするウェブサイト「GLOBAL NAVI」を構築しました。
同サイトでは、本学が提供する派遣プログラムや、留学先となる協定大学の情報、語学力向上プログラムの紹介等を行っています。

GLOBAL NAVIウェブサイトはこちら

短期海外派遣プログラムの開発

より多くの学生に異文化体験の機会を提供するため、2015年度に新たに9つの海外派遣プログラムを開発・実施しました。また2016年度は、この9つのプログラムを再編し、語学力・海外経験共に幅広い層の学生が参加可能なプログラムとして提供しました。

大学院研究科におけるデュアルディグリー(DD)プログラムの展開

本学大学院研究科が、海外大学大学院との単位互換等により、一定の教育プログラムの履修に対して相互に学位を授与するデュアルディグリー(DD)プログラムを構築しました。
大学院文学研究科、外国語教育学研究科および東アジア文化研究科が嶺南大学校大学院東アジア文化学科との間で2015年2月に学位取得に関する協定を締結、また大学院理工学研究科が博士課程前期課程においてドイツ・ギーセン大学(ユストゥス・リービッヒ大学ギーセン)と、各々DDプログラムに関する協定を同年9月に締結し、学生交換が始まりました。

グローバル奨学金・援助金制度の創設

本学における学部・研究科の国際化支援に向けた新たな枠組みとして、2015年11月に創設しました。本奨学金・援助金は、新たな国際化プログラム、英語で学位を取得できるコース、KUGFプログラムなどに参加する学生の海外派遣及び海外からの優秀な留学生の受入れといった、学生のモビリティを活性化されることに重点を置いた制度であり、2017年度までの3カ年度にわたって実施・運用されています。

グローバル教育推進拠点の設置

現在設置している海外オフィスをグローバル教育推進拠点として発展させ、本学が得意とする専門分野を、教育プログラムとして海外で展開するとともに、日本人学生のゼミ、フィールドワーク、インターンシップなど、Intercultural Immersionを海外で実践する場として機能させることをめざしています。
2016年7月上旬には、正修科技大学内にある本学の台湾オフィスにおいて遠隔授業も含めた「サーティフィケートプログラム」を実施しました。また同年9月には、タイのチュラロンコン大学内にある本学のバンコクオフィスにおいて、両大学の教員・学生等によりコラボレーション型のサテライト講義を行いました。

CARES-Osaka(大阪・留学生就職・住環境サポートプロジェクト)の実施

CARES-Osakaは、平成27(2015)年度文部科学省「住環境・就職支援等受入れ環境の充実事業」に採択された受託事業です。本事業では、本学130周年記念事業とあいまって、大阪で学位取得をめざす留学生の増加を促進し、卒業後も大阪近郊で就職し、地域住民と共生できる環境の創生を支援するものです。地域、行政、企業、大学が一体となって留学生の就職や住環境支援体制を強化、優秀な留学生の獲得、日本・日系企業で活躍する優秀なグローバル人材の輩出、地域交流支援など、多様な取り組みを行っています。
また本事業は、大阪大学、大阪府立大学および大阪市立大学、在阪企業、自治体等で構成するコンソーシアムが中心となり、まさに「オール大阪」での取り組みを展開します。

CARES-Osakaウェブサイトはこちら

2017年10月掲載