4年間で見つけた学びたいことを
より深く学ぶために

大西 麻仁さん(4年次生)

大西 麻仁さん(4年次生)
様々な分野を学ぶことができる社会安全学部
様々な分野を学ぶことができる社会安全学部

 入学する前は災害に興味がなく授業についていけるのか不安でしたが、想像していたよりも震災関連の講義ばかりではないところに、ギャップを感じました。
 社会安全学部は、心理学や経済、経営等多くの分野を学ぶことができるため、幅広い選択肢の中からゼミを選び、集中してゼミ研究に取り組めるところが良かったです。
 また、ミューズキャンパスには1つの学部しかないため、周りのゼミとのつながりができやすく、キャンパス内ではすぐに友人に会うことができます。この4年間、人に恵まれ、期待していた楽しいキャンパスライフを送ることができました。

社会の安全に関わることを実感できる学び  私が最も印象に残っているのは「安全教育」という講義です。小さな子どもにも分かる正しい自転車の乗り方をテーマに、子どもになじみ深いキャラクターに扮して、映像を作りました。「誰にでもわかりやすく自転車の乗り方を伝えるにはどうしたらいいのか」をグループのみんなで話すことがとても楽しかったです。こういった方法で、社会の“安全・安心”に関わることができるのだと実感できる講義でした。

切り開いた大学院進学への道
切り開いた大学院進学への道

 自分自身が「勉強することが好き」ということもありましたが、ゼミ活動を熱心に取り組んできたこれまでの努力が認められ、ゼミの先生に大学院への進学を勧められました。そのおかげで、大学院進学という道が開けたので、私が興味のある“社会心理学”の研究をされている土田教授のもとで、より詳しく学んでみようと思いました。
 また、大学を卒業してそのまま就職するよりも「他の人ができない経験をしたい」、「就職してから後悔したくないと思ったことも大学院進学を決めた理由の1つです。

大学院では学際的な研究を  大学院では、他の学生と協力して1つの問題を解き明かしていき、自分の研究分野である社会心理学以外でも知識を得たいので、自分の得意な情報系や医薬品系等、他の学問分野と組み合わせた研究をしたいと思っています。
 学部時代の卒業論文では、社会心理学の「存在脅威理論」について研究しましたが、それだけでは解き明かせなかったことを大学院ではより深く研究したいです。また、アンケート結果を用いて研究をしていた今までとは違い、大学院では実際の行動を調査するような心理実験にも挑戦したいです。
 大学院卒業後は、一般企業の就職も視野に入れているため、大学院の2年間の中で社会に“安全・安心”をもたらせることができるような仕事を見つけていきたいと思います。

これから社会安全学部を目指す皆さんへ
これから社会安全学部を目指す皆さんへ

 社会安全学部の魅力は、「大学入学後でも自分の興味のある分野を探求できる」ことです。入学するまでは、私もしたいことがぼんやりしていましたが、この学部で様々な学問に触れることで、自分の学びたい専門分野を見つけることができました。
 また、ゼミは少人数制なので1人1人の指導が細かく、先生は親身になってくださいます。本気で勉強や研究をしたい方にはとても良い学部です。ぜひ、仲間と切磋琢磨しながら自分の学びたい学問を見つけてください。

受験エピソード  私は一般入学試験の後期日程で入学しました。元々国公立志望だったため、受験勉強では苦手な理数系を中学レベルの本当の基礎から復習し、土台を固めながら取り組んでいました。
 社会安全学部を選んだのは、私が興味のある心理学をこの学部でも学ぶことができると知ったからです。

※この記事は2016年3月時点のものです。