サッカーを通じての出会いや経験が
自分を強くしてくれる
西垣 賢治さん(2年次生)
高校からの目標であった全国トップレベルのサッカー部
私は小学2年生からサッカーを始め、高校生の頃から「関西大学体育会サッカー部に入部すること」を1つの目標にしていました。
関西大学サッカー部は、プロを目指す部員や目標を持った意識の高い部員がたくさんいて全国でもトップレベルです。そのなかで「自分は大好きなサッカーをどれだけ追求できるのか」「自らの可能性を見出し一人の人間として強くなれるのか」と考えたとき、関西大学サッカー部に入部するしかないと思い入部を決意しました。
入部後は「上には上がいる」ということを肌で感じています。体の大きな選手が多い大学サッカーでは、比較的体の小さい私はすぐに当たり負けをしてしまい、高校時代に比べて怪我をすることも多くなりました。そのため、自主練習で筋トレやコアトレなど、日頃から体のケアや体づくりをすることで短所をカバーしています。
サッカー部では、Jリーグチームとの練習試合やプロサッカー選手とのトレーニング等、大学生という枠を越えて貴重な経験をしています。また、サッカー部を通じて多くの仲間を持つことができました。たくさんの人と出会い、繋がることで様々な生き方や考え方に触れられるので、自分の人生について深く考えることができる環境だと感じています。
私の周りにいる仲間は、自分の意思をしっかりと持ち、向上心が強いため、日々刺激を受けています。過去の自分を振り返ったり、「自分がしたいことは何か」や「将来にビジョンを持てているか」等、自問自答するようにしています。
サッカー部の練習場所は千里山キャンパスで、基本的には週6回、朝7時から練習を行っています。授業はミューズキャンパスで受けているため、1限に授業がある時は途中で練習を抜けなくてはなりませんが、2つのキャンパスを行き来することで、他の学部の友達や、サッカー部はもちろん他の体育会クラブの友達と交流することができます。
自分だけでなく、応援してくれる人のためにも
私が大学生活で苦労していることは「お金の管理」です。
一人暮らしをしているので、両親から仕送りをもらって生活していますが、部費や交通費などは、アルバイトをして自分でやりくりしています。アルバイトでも、「子どもたちにサッカーの楽しみを伝えたい」という思いがありサッカースクールで働いています。大好きなサッカーを続けるために「自分で収入を得る」ということにはすごく苦労していますが、そういった経験を通して、親のありがたみを身にしみて感じることができました。そして、自分のためだけではなく、両親や周りの支えてくれている人のために、勉強はもちろん部活も一生懸命頑張らなければいけないと思っています。
幼い頃からの夢、そして目標を実現するために
私には、「消防士になりたい」という将来の夢があります。幼い頃から「人の役に立ちたい」と思い描いていた夢であり、その夢を叶えるための公務員試験に向けて毎日コツコツと勉強しています。
また、サッカー部では「日本一」という目標を掲げています。その目標を達成するために、厳しくも質の高い練習を日々行っています。週に6回の練習や試合に加え、アルバイトや勉強等ほぼ休みのない毎日ですが、とても充実しています。人生でたった一度しかない学生生活のなかで、様々なことに全力で挑戦し有意義な4年間にしたいと考えています。
社会安全学部のように「安全・安心」に関して学ぶことのできる学部は全国的にも珍しく、ごく少数です。そして、災害が頻繁に起こっている昨今、社会安全学部はもっと必要とされるべきだと思います。
私がこの学部の学びの中でおもしろいと感じるのは、「社会で起こる問題や災害に対して、心理学や法学、工学等といった様々な面から多角的にアプローチしながら学べる」というところです。
また、専門的に幅広く学ぶことができるので、非常に充実した学生生活を送ることができています。そして、同じ志を持った仲間たちと学びを深めることができるのでとても楽しいです。
受験エピソード 高校時代は、勉強と部活を両立していたために、満足できるほどの勉教時間を確保することが難しい状況でした。そのため、授業の合間の休み時間で授業の予習・復習をしたり、寝る前の数十分間に英単語を覚え、朝起きた時に再確認するなど時間の使い方に工夫をしながら、自分にとって1番効率のよい方法で勉強をしました。常日頃から意識していたことは「量よりも質」ということです。どんなに努力をしていても一発勝負の入学試験で力を発揮できなければ、これまでの努力が無駄になってしまいます。自分が目指す目標のために「今何ができるのか?」を常につきつめて行動することが大きなポイントだと思います。
※この記事は2017年3月時点のものです。