泊園書院址の碑

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泊園書院址の碑
(南区竹屋町9番地、現中央区島之内1丁目)

かつて竹屋町9番地現在の島之内1丁目)にあった泊園書院の跡地に、黄坡の子で小説家の藤澤桓夫により建てられた記念碑。「泊園書院址 藤澤桓夫識」とある。題字も藤澤桓夫による。2010年10月23日、「泊園記念会創立50周年記念国際シンポジウム」の際、本学における中国学・東洋学の源流を偲ぶよすがとして本学以文館北側に移置された。

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現在の泊園書院址の碑
(関西大学 以文館北側)

右側パネル説明文:
泊園書院は江戸時代後期、藤澤東畡により大阪に開かれた漢学塾で、その子の南岳、南岳の長子黄鵠、次子黄坡、および石濱純太郎の尽力により幕末から明治・大正・昭和にかけて隆盛、大阪の教育・文化の発展に大きく貢献した。書院の遺構は残らないが、その蔵書「泊園文庫」は昭和二十六年、本学図書館に寄贈されている。

この碑は、かつて大阪市竹屋町(現在の島之内一丁目)にあった泊園書院の跡地に、黄坡の子の桓夫により建てられたものである。このたびここに移置し、本学における中国学・東洋学の源をしのぶよすがとする。

平成二十二年十月二十三日

関西大学東西学術研究所
泊  園  記  念  会