幸田成友(『幸田成友著作集』第1巻,中央公論社,1972年)
日本史家、幸田露伴の弟。東京神田の生まれ。名著『大阪市史』の編者でもある。明治34年(1901)5月、少壮の成友が『大阪市史』編纂主任を命ぜられて東京から来阪した時、南岳は平瀬亀之助・小林利恭とともに編纂顧問となり、その編集を支援した。また、幸田と南岳は、鹿田静七ら古書籍や学者文人による古書籍展示会でも交遊があった。『幸田成友著作集』全8巻がある。