俳人、関西俳壇の先覚者。大阪安土町の裕福な商家に生まれる。大阪商業学校を中退し、南岳に漢学を学ぶ。20歳頃から俳句を始めて正岡子規に師事、明治29年(1896)、中川四明らと京阪満月会を興し、大阪の俳壇をリードした。古俳書の蒐集家としても知られた。子規没後は河東碧梧桐と親しく『海紅』同人となった。