俵 孫一(たわら・まごいち 1869-1944)

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J54-0001.jpg俵 孫一
(『国史大辞典』第9巻,吉川弘文館,1988年)

官僚・政治家。石見国那賀郡浜田町(島根県浜田市)の生まれ。明治16年(1883)年泊園書院に入り、のち帝国大学法科大学(英法)卒業。ついで内務省に入り、東京府参事官などを歴任、韓国政府学部次官、朝鮮総督府臨時土地調査局総裁となる。その後、三重県知事、北海道庁長官などを経て衆議院議員。昭和4年(1929)、立憲民政党幹事長を務めるとともに、浜口雄幸内閣の商工大臣となる。

冶金学で文化勲章を受けた東京帝国大学教授俵国一はその弟、政治評論家の俵孝太郎はその孫である。