越智宣哲(越智『華甲自述』正気書院,1927年)
漢学者・教育者。奈良山辺村(天理市)の光蓮寺に生まれる。南岳門人。山辺村に私塾「正気書院」を開設、のち奈良市内に移転し夜学部も併設した。その多くの著作は泊園文庫に集められている。南岳墓碑の撰者でもある。
彼の正気書院は昭和5年(1930)に財団法人となり、 同26年、学校法人「白藤学園」となった。現在、白藤学園の経営する奈良女子高等学校に創立者越智の銅像がある。