内藤湖南(ないとう・こなん 1866-1934)

友人・関係者

J49-0001.jpg内藤湖南
(『内藤湖南全集』第7巻,筑摩書房,1970年)

東洋史学者。陸奥国鹿角郡(秋田県)の生まれ。名は虎次郎。『大阪朝日新聞』、『万朝報』の記者として活躍する一方、学問研鑽を積み、文名一世に高かった。明治40年(1907)、京都帝国大学文科大学(のち文学部)講師となり、まもなく教授。「京都支那学」を代表する碩学である。『内藤湖南全集』全14巻がある。

石濱純太郎は大正5年(1916)頃から内藤を師と仰ぎ、同13年(1924)には内藤に随伴して渡欧、東洋語書籍を調査した。同9年(1920)11月、大阪中央公会堂で開かれた南岳の追悼会では西村天囚とともに内藤が講演を行なっている。