槃山先生旧蔵書目録(『平沼文庫蔵書目録』第1輯,財団法人無窮会,1956年)
漢学者・社会活動家。伯耆(鳥取県)の人。号は槃山。泊園書院で十余年学び、漢学の成績抜群であった。旧姓は田口で、のち川合清丸の嗣子となる。清丸は神儒仏三道による国教確立と反欧化主義を唱え「日本国教大道社」を設立した活動家で、孝太郎はその大道学院の教授となり、のち早稲田大学講師。戦前の新聞『泊園』にも健筆をふるう。その蔵書一万五千余冊は現在、財団法人無窮会に「槃山文庫」として蔵されている。