津田 貞(つだ・てい 1845-1882)

門人>ジャーナリスト

J33-0001.jpg南岳「津田貞墓誌銘」稿本

『朝日新聞』初代編集長。江戸の土佐藩屋敷に生まれる。麒麟児と呼ばれた秀才で、藩主山内容堂に寵愛されその側近となるが、藩財政に穴をあけ、維新後に南岳を頼る。『大阪新報』に連載した「秋廼錦芸妓真心」は大阪最初の新聞小説とされる。明治12年(1879)1月、大阪の醤油問屋「和泉屋」の主人木村平八とその子騰(のぼる)が、西洋雑貨商「田丸屋」を営む村山龍平の協力を得て『朝日新聞』を創刊した際、その編集長となった。天王寺区の超願寺に南岳の津田貞顕彰碑がある。

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