陸奥宗光(「近代日本人の肖像」より 国立国会図書館蔵)
外交官・政治家。紀州藩士。文久3年(1863)、東畡に学ぶ。脱藩して土佐の坂本竜馬の海援隊に加わるとともに、長州の桂小五郎(木戸孝允)、伊藤俊輔(伊藤博文)と交友を持つ。維新後、外務大丞、元老院議官、駐米公使、農商務大臣などを歴任、明治25年(1892)、第2次伊藤博文内閣の外務大臣となり、「陸奥外交」と呼ばれる大きな成果をあげた。