藤本煙津(ふじもと・えんしん 1838-1926)

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J25-0001.jpg道明寺天満宮釈奠記念写真 明治44年11月5日
(藤井寺市道明寺天満宮蔵)
前列右から1番目:藤本節二(煙津) 2番目:大村屯(楊城) 3番目:藤澤黄鵠
4番目:藤澤成太 5番目:藤澤南岳 6番目:南坊城良興
前列左端:岡田寿一郎(松窓) 第2列右から3番目:藤澤黄坡

画家、南岳門人。播磨神東郡井ノ口村(兵庫県神崎郡福崎町)生まれ。名は節二。明治12年(1879)から神崎郡役所に勤務しながら、漢学者松岡操(柳田國男の父)らと詩歌を楽しむ。明治29年(1896)大阪に居を移して日本画と篆刻に専念し、逍遥遊社のメンバーとして漢詩および詞(塡詞)にもすぐれた才能を示した。浪華最後の文人ともいわれる。福崎町の井ノ口墓地にある墓には黄坡撰の墓誌が刻まれている。