阪本葵園(さかもと・きえん 1827-1881)

門人>教育・研究者

J17-0001.jpg南岳「阪本葵園墓誌」稿本

漢学者。淡州三原堺村(洲本市)の生まれ。学問を好み、筑紫や江戸に遊学したあとに出て東畡に師事し、その愛弟子となる。明治13年(1880)、大阪伏見町に「白蓮池館」という私塾を起こし、ユーモアを交えた講義で評判となった。南岳とも親しく、土屋鳳洲を加えて「歳寒社」を結成し、急速な欧米化の中で儒学の維持につとめた。その墓碑文は南岳が書いている。