南摩羽峯(『環碧楼遺稿』,国立国会図書館近代デジタルライブラリー)
教育者・社会活動家。名は綱紀。会津藩士。幕末に東畡の知遇を得る。蝦夷代官を務め、のち東京大学教授、東京高等師範学校教授となる。日本弘道会副会長もつとめる。著作に『環碧楼遺稿』など。南摩は南岳の『評釈韓非子全書』に序を書いており、南岳に「羽峯南摩先生八十寿序」(『七香斎文雋』所収)がある。黄坡は高等師範学校時代に南摩の教えを受けた。