黄坡と詩吟

黄坡は詩吟を推奨した。昭和9年(1934)年、黄坡は詩吟の会「関西吟詩同好会」を作ってその会長となり、「会歌」を作っている。当会は昭和48年(1973)、文化庁の認可を受けて社団法人「関西吟詩文化協会」となり、現在に至っている。同協会によれば、全国に約700支部、教室約3,000箇所が設けられ、会員約20,000名を擁するという。

また同じ昭和初期、黄坡の指導により関西大学に吟詩部が創られ、現在、早稲田大学稲吟会、明治大学詩吟研究部、岡山大学吟詩部などと並ぶ伝統あるサークルとなっている。

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黄坡作「関西吟詩文化協会会歌」
(社団法人関西吟詩文化協会ホームページより)