学部について
ビジネスデータサイエンスとは
情報の知を、ビジネスの発想で
社会の問題解決に活かす学問です。
情報科学の進歩は驚くばかりです。たとえば、膨大な人の行動データが集められ、解析されることで「未来予測」の精度が大幅に向上しました。また、AIの進化は社会を大きく変える予感を漂わせています。しかし、データもAIも、そのままでは単なる情報に過ぎません。それらをどう活用して私たちの世界を豊かにするのか、そこには人々のニーズをとらえるビジネスの視点が不可欠です。情報を使いこなし、ビジネスの発想で社会の問題を解決する、いま最も注目される学問の一つが「ビジネスデータサイエンス」です。そして、その最先端を追究できるのが、ビジネスデータサイエンス学部なのです。
■ 学部長からのメッセージ
現代の経済社会は環境制約、資源制約、少子高齢化、格差拡大など様々な壁にぶつかり、大きな変化を求められています。私たちはどのようにその変化に対応していったらいいのでしょう。
経営学者として有名なピーター・ドラッカーは、「変化をマネジメントする最善の方法は、自ら変化をつくり出すことである。」と述べています。21世紀では石油に代わって、データが経済社会の最重要資源であると言われている中で、データを通して経済社会を洞察し、それをビジネスに生かし、様々な困難を克服するべく社会に変化を起こせる力を持った人材が必要とされ、求められています。
そのためには、社会に出る準備段階の大学において、データの科学的分析力はもちろんのこと、データ分析を通して経済社会の課題を発掘し、その解決策をデザインし、それを実践する考動力を身につける必要があります。ビジネスデータサイエンス学部は、実演習を主体とするアクティブラーニングを通じてこのような実践力を習得し、デジタル化社会のビジネスにおいて躍動する人材を育てることを目的とした日本初の教育機関です。