学部について
企業からのメッセージ
企業からのメッセージは、順次公開予定です!!
株式会社神戸製鋼所
産業界から見た ビジネス分野×データサイエンス分野に関するニーズ、学生に期待すること
株式会社神戸製鋼所
執行役員 技術開発本部長 西野 都
現代社会はVUCA※1の時代と呼ばれるように、社会環境・ビジネス環境はますます複雑化し、その変化も激しくなっています。これまでのように、人が経験と勘を頼りに問題解決や意思決定できる時代ではなくなっており、ビジネスに関する知識とデータとを掛け合わせて、問題解決や変革をリードできる人材が強く求められています。
当社グループにおいても、複雑で変化の大きな未来に挑戦できる事業体であることを目指し、魅力ある企業への変革(KOBELCO-X※2)を推進しておりますが、ビジネスとデータサイエンスの両方を理解し、実践的な知識とスキルを持つ人材のニーズは高まるばかりです。
例えば、経営上の戦略立案やものづくりの現場における問題解決においても、データをもとに現状を分析・把握し、多様な有識者の知見を結集して、より良い意思決定を行っていくことが不可欠になっています。また、お客様にとって魅力ある商品・サービスを提供し続けるうえでも、ビジネス資産とデータサイエンスを駆使して、新たな価値を創造することが必要になっています。
このように、戦略立案や問題解決におけるより良い意思決定の場面でも、新たな価値創造や事業変革に向けた取り組みにおいても、ビジネスに関する幅広い知識をもとに、データサイエンスの力で人や技術を掛け合わせていく考動力と実践力を有するDX人材が製造業において求められています。
今般、歴史ある関西大学に新設されるビジネスデータサイエンス学部が、豊かな社会の実現に向けて活躍できるDX人材を育成され、将来の産業界において重要な役割を果たされることを期待しております。また、ここで学ばれる皆さんが、他では得られぬ実践的な力を身に付け、活き活きと自らの夢にチャレンジされることを祈念しております。
- ※1:VUCA:Volatility(変動性)、Uncertainty(不確実性)、Complexity(複雑性)、Ambiguity(曖昧性)
- ※2:https://www.kobelco.co.jp/releases/1214707_15541.html
株式会社セールスフォース・ジャパン
ビジネス分野×データサイエンス分野に関するニーズと学生に期待すること
ビジネスデータサイエンス学部のご創設、誠におめでとうございます。
Salesforceは、あらゆる規模の組織が AI時代に向けてビジネスを再構築できるよう支援しており、顧客がまったく新しい方法でその先の顧客とつながることを支援しています。また、統合型社会貢献モデル「1-1-1モデル」(株式の1%、就業時間の1%、製品の1%を社会に還元するモデル)を通じて、より良い社会の実現に貢献しています。
このたび、1-1-1モデルに基づいて製品ライセンスの寄贈と、従業員ボランティアの実施をさせていただくことを大変光栄に思います。
AI革命が進むなか、「ビジネス」と「データ」とはまさに両輪であり、対話型AIアシスタントの次の波である自律型AIエージェントの時代においてもデータがすべてをつなぐ鍵となります。データが埋もれていればビジネスの価値も埋もれてしまう時代ではデータ分析の知識や技術に加え、それをビジネス上の価値に変えていく力が求められています。この「両輪のバランス」を備えた人材が、これからの時代において重要な役割を果たしていくことでしょう。
当社では創業当初から「ビジネスは社会を変えるための最良のプラットフォーム」という信念のもと、明るい未来を創造し、社会の変革を推進するトレイルブレイザー(先駆者)を支援しています。
新しい未来を切り拓き、変革を推進する人材を育成する取り組みに参加できることを楽しみにしております。
トランスコスモス株式会社
ヒトとAI が共に成長する社会を、 共に目指す仲間として
トランスコスモス株式会社
理事/CX 事業統括 アナリティクス本部 本部長
トランスコスモス・アナリティクス株式会社 取締役
北出 大蔵
近年、原価高騰や人口減少といった社会的な構造変化が起こっている中で、“ヒト”の頑張りと成長にだけ頼って戦う従来のやり方には限界があります。
一方、シンギュラリティという言葉からわかるように、“ヒト”だけでなく、AIもデータから学び成長し、その成長力はヒトを超越しはじめています。
私たちトランスコスモスは「People & Technology 」を企業ビジョンとして、“ヒト”と“技術”の融合によるアウトソーシングビジネスを展開しています。
これからは、データを利活用することでヒトとAI が共に学び成長する組織となり、従来のビジネスモデルを変革していかなければならないと考えています。
そのためには、データやAI のポテンシャルを最大限に引き出し、慢性的な人手不足を解消し、より速くより多くの「Kaizen 」を生み出し、次世代に向けた知的生産性革命を起こす必要があると思います。
データサイエンス人材とはその担い手であり、今後もますます企業にとって、社会にとって必要とされるでしょう。
トランスコスモスという会社は、その事業特性のため、さまざまなデータやビジネステーマが日常的に転がっています。
お客様企業の収益拡大に貢献し、消費者に豊かな体験を生み出すために、Webマーケティングやコールセンターなどの多くの現場で最新技術を試し、成功しても失敗してもそこで学んだことを次に活かせることを成果と捉え、学びを得ていく環境があります。
大学や研究室のようなアカデミアとは、学生の就職先や産学連携のパートナー等、いろんな関わり方がありますが、お互いの持つ環境や人材をもっとオープンにし、もっと行き交いを増やして、学びの輪を広げていければと思います。
変化に対して失敗を恐れず挑戦し、ヒトとAI が共に成長する社会を、共に目指し、一緒に取り組んでいきたい。
そんな思いを共有できる仲間が増えたら、たいへんうれしく思います。
阪急阪神ホールディングス株式会社
ビジネスデータサイエンス学部設立に寄せて
阪急阪神ホールディングス株式会社
代表取締役社長
嶋田 泰夫
このたび、貴大学において、2025年4月にビジネスデータサイエンス学部が設立されますこと、心よりお祝い申し上げます。
貴大学では、「学の実化(がくのじつげ)」を理念に掲げて教育研究活動を展開されており、130年以上にわたって、学術研究はもちろんのこと実社会にその成果を届けることで、世の中に新たな価値を創造する人材を育成されてきたことに、深く敬意を表します。
当社グループでは、これまで多岐にわたる分野においてさまざまなサービスを提供し、今日まで、交通・まちに関する多様なデータが蓄積されています。経営理念である「安心・快適」「夢・感動」という価値を今後も持続的にお客様にお届けするには、そのデータの価値は極めて重要と考えており、私たちもデータの分析と活用に繋がる取組を推進しています。
そのような中、貴大学がビジネスとデータサイエンスを結びつけ、高い専門性と実践につながる学部を設立されることに対して、大変心強く感じております。是非学生のみなさまには、社会・企業・地域等のさまざまなステークホルダーの方々と接点を持ちながら、新たな社会課題を設定し、高度な分析と実践により、社会や地域にその価値を還元いただくことを期待しております。その過程では、ステークホルダーとのコミュニケーションや、データのビジネス現場への適用など、さまざまなシーンで試行錯誤を重ねることがあると思いますが、情熱をもって粘り強く取り組んでいただくプロセスを通じて、実行力や実装力が育まれ、それがやがては「学の実化」につながる大きな糧になると信じております。
今日は、多様な産業や分野でデータを活用できる時代であり、活躍が期待されるフィールドは非常に広いと考えております。鷲尾学部長の力強いリーダーシップのもと、さまざまな分野において、ビジネス現場の最前線で活躍される「ビジネスデータサイエンティスト」を多数輩出されることを、ともに沿線地域を支える仲間として、心よりご期待申し上げます。
西松建設株式会社
産業界から見たビジネス分野×データサイエンス分野に関するニーズ、学生に期待すること
西松建設株式会社
執行役員 DX戦略室長 坪井広美
近年、ビジネス分野とデータサイエンス分野の融合は、さまざまな産業において急速に進展しています。特に建設業界では、建設プロジェクトの効率化やコスト削減、リスク管理のためにデータ分析の重要性が増しています。このような背景の中、関西大学に創設される「ビジネスデータサイエンス学部」は、学生に新たな可能性を提供する場となると考えます。
建設業界から見ると、ビジネスとデータサイエンスの融合に対するニーズは多岐にわたります。まず、データを活用した意思決定の迅速化が求められています。建設プロジェクトでは膨大なデータが生成されますが、そのデータを適切に分析し、リアルタイムで意思決定に活かす能力が必要です。これにより、プロジェクトの進行状況を把握し、問題が発生した際には迅速に対応することが可能になります。
次に、持続可能な建設の実現に向けたデータ活用のニーズも高まっています。環境への配慮が求められる中、エネルギー効率の良い建物設計や資源の最適利用に関するデータ分析が重要です。学生には、これらの課題、ニーズに応えるためデータを用いた解決策を提案できる能力が期待されます。
今後弊社としましては、弊社のデータを使用したPBL演習(課題設定や課題解決を行う)や短期~長期(1~2か月)のインターンシップ実施などを考えています。建設業の環境に触れながら、データサイエンスがビジネスにどのようなインパクトがあり、課題解決、意思決定などに有効であることを学べる環境を提供する予定です。
関西大学の「ビジネスデータサイエンス学部」は、これらのニーズに応える人材を育成する場として大いに期待しています。学生たちがこの学部で学び、未来の建設業界、経済産業界をリードする存在となることを願っています。
一般社団法人日本ショッピングセンター協会
データを活用した地域社会の課題解決に向けて
一般社団法人日本ショッピングセンター協会
専務理事 椿 浩
このたびは、ビジネスデータサイエンス学部の設立、誠におめでとうございます。
人々がより豊かな生活を求めるなか、それを実現するための重要な手段の1つとして、さまざまなデータの活用が注目されています。貴学部の設立により、多くの志ある学生の皆さんが将来に向けて有意義な学びの場を得ることになると思います。
さて、ショッピングセンター(SC)は全国に3千カ所以上あります。SCは、買い物、飲食、サービスなどを通じて生活者の日常に寄り添うとともに、雇用創出やコミュニティの醸成に取り組み、また災害時には地域のライフラインとして重要な役割を担っています。
そうした機能を持つSCにおいて昨今は、生活者のライフスタイルの変化に伴ってデジタルとリアルの融合が進み、SCビジネスが複雑化するなか、SCの経営や現場においてもデータを効果的に活用することが求められています。例えば、SCのマーケティングを1つ取り上げても、かつてのような個人の体験や勘に大きく頼るようなやり方ではなく、データを分析し活用して、顧客のニーズを知ることがとても大切です。今後、SCが地域に貢献し続けていくためにも、様々な場面でデータ活用の重要性は一層高まることでしょう。
ぜひ学生の皆さんにおかれましては、様々な社会課題に対してデータを活用して解決できる力をしっかり身に付け、SC業界のみならず日本の将来を明るく照らす人材として活躍されることを心より期待しております。
松田綜合法律事務所
産業界から見たビジネス分野×データサイエンス分野に関するニーズ、学生に期待すること
松田綜合法律事務所
所長弁護士 松田 純一
「情報が世界を動かす」という時代です。
情報技術分野の成長は、10年前、20年前には想像も及ばなかった速度で進展しており、情報技術産業そのものの発展はもちろん、様々な業種、業態の事業者、行政、さらには個人にも浸透することで、社会の構造も急激な変化をしています。
これに伴い、ビジネスの現場で生じる課題も複雑化、多様化しており、事業を行う企業は、複雑化、多様化する課題に対して適切に向き合うよう、株主・投資家、従業員、取引先、地域社会等の様々なステークホルダーから厳しく求められています。
法律事務所の弁護士である私たちは、様々な業種、業態の企業や、公的機関や個人の方々を法的にサポートすることが主たるミッションですが、情報技術が飛躍的に進歩し、社会における課題が多様化、複雑化している状況においては、既にある法規範や過去の知見に基づきアドバイスをするだけでは不十分なこともあります。依頼者の方や他の分野の専門家と共に、法律の知識を超えた観点から、新たに発生する課題解決にトライし、場合によっては新たなルールを策定するような動きを取ることも必要となります。
これからビジネスの最前線に立つ方々も、やはり過去の知見だけではなく、自ら新しい課題を発見し解決へ導く力や、異なる分野との幅広い協働をすることが求められるでしょう。
ビジネスデータサイエンスという分野を学ぶには、ただ過去の知識を得て与えられた課題を解くだけではなく、新たな課題に積極的にトライしていくことが求められ、そうした活きた学習を重ねていくことで、社会に出てからそれぞれが所属する組織が生き抜き、成長していくために極めて大きい役割を果たしていくことが期待できます。
最先端のビジネスデータサイエンスを学びこれからの社会を切り拓いていく意欲のある方々と共に、魅力ある未来を創造していくことを楽しみにしています。
株式会社りそなホールディングス
ビジネスデータサイエンス学部新設を祝して
株式会社りそなホールディングス
取締役兼代表執行役社長兼グループCEO 南 昌宏
この度のビジネスデータサイエンス学部新設を心よりお祝い申し上げます。新たな学びの場が誕生することは、未来を担う若者たちにとって大変意義深いことです。入学する学生たちが体系的にビジネスとデータサイエンスを学び、理論と実践の両面から深く理解し、ビジネスの世界で真に活躍できる「人財」となることを期待しています。
データサイエンスは今や私たちの生活に欠かせない存在です。特にビジネスではデータの利活用が急速に進んでおり、マーケティング戦略の最適化やお客さま満足度の向上、業務効率化、ビジネスモデルの創出に至るまで、その影響は計り知れません。
当社においてもデータサイエンスが重要な役割を果たしています。例えば、お客さまの行動パターンを分析し、個々のニーズに合わせた商品やサービスを提案することで、お客さまにりそなグループのファンになっていただけるよう取り組んでいます。
現在、多くの企業がビジネスの現場で成果を出せるデータ活用「人財」を求めており、データをどのように解釈しビジネス戦略に反映させるか、そのための洞察力やコミュニケーション能力が重要となっています。当社データサイエンス部も組織の発足当初より「ビジネスにはじまりビジネスに終わる」を合言葉に、ビジネス目線を徹底しています。
また、データサイエンスの専門知識だけでなく幅広い分野に興味を持ち、様々な経験を積むことも大切です。異なる業界や文化との交流を通じて新たな視点を得るなどによって、創造的で革新的なアイデアを生み出す「人財」として感性豊かに成長できることでしょう。まさに新学部が指し示す理想的な学びの場の向かう先に共感しています。
最後に、ビジネスデータサイエンス学部の新設が、未来のリーダーとなる関西大学の学生たちにとって大きな飛躍の一歩となることを心から願っております。みなさまのご支援とご協力を賜りながら、共に素晴らしい未来を築いていきましょう。