資料集刊

関西大学東西学術研究所資料集刊10-1
『事実文編 一』
五弓 雪窓 編
中村 幸彦・水田 紀久 解説
478頁
品切れ
わが国近世の墓碑文集成としてつとに名高い本書は、その至便さゆえに伝記研究上必須の書として珍重され、不完全な翻刻本さえリプリントされる有様であるが、今回これらの底本となった関西大学図書館蔵編者自筆本につき、未刊部を含む全巻を影印、世に送ることにした。詳審な解説と索引を付す。

関西大学東西学術研究所資料集刊9-6
『長崎唐館図集成―近世日中交渉史料集六―』
大庭 脩 編著
254頁
品切れ
長崎市立博物館・神戸市立博物館・ピーボディ・エセックス博物館など国内外から集めた長崎唐館図の集大成がはじめて実現。A4判 140頁におよぶフルカラーの図版はまるで空から唐人屋敷内を覗き込むようである。日中交渉史に生涯を捧げた故大庭脩教授の絶筆をはじめ4編の論説とともに図版解説、英文解説が読者の便宜を計っている。

関西大学東西学術研究所資料集刊9-5
『江戸時代の日中關係資料四〈蘭園鶏肋集〉―近世日中交渉史料集五―』
大庭 脩 編著
424頁
品切れ
著者は常に江戸時代の資料を活字化し、学界共有のものとすべきであると主張、本書所収の大半は著者の所蔵する唐蛮貨物帳の離れや唐方俵物絵図などの貿易資料、市橋長昭の蔵書目、和泉屋吉兵衛や、所有者不明の値段付唐本目録、銚子や対馬に漂着した唐船資料などを公表、日中関係史の研究に寄与することを期待している。

関西大学東西学術研究所資料集刊9-4
『享保時代の日中關係資料三 〈萩生北溪集〉―近世日中交渉史料集四―』
大庭 脩 編著
572頁
品切れ
八代将軍徳川吉宗に陰のように従い、吉宗の疑問を紅葉山文庫の新渡来書を縦横に利用しながら答えていた、吉宗の眞のブレインは、荻生北溪、徂來の弟であった。その子孫の家蔵の資料をはじめ多くの資料を集めて作成された北溪の全集が、今初めて世に出る。徂來研究者も見逃していた徂來の眞跡も紅葉山文庫で発見、本書に含む。

関西大学東西学術研究所資料集刊9-3
『享保時代の日中關係資料二 〈朱氏三兄弟集〉―近世日中交渉史料集三―』
大庭 脩 編著
782頁
品切れ
徳川吉宗の享保時代は、新井白石の正徳新令を承け、中国商人と深い関係があった。18世紀の初頭将軍吉宗の御用を達する中国商人が多く居り、情報を提供し、文化を運んだ。例えば吉宗は、ケイズルの阿蘭陀馬術を学ばせたのと全く同時に、中国馬術も研究させていた。近藤正齋複製の絵図をも含む隠れた日中関係の資料集である。カラー口絵28頁。

関西大学東西学術研究所資料集刊9-2
『享保時代の日中關係資料一―近世日中交渉史料集二―』
大庭 脩 編著
382頁
品切れ
徳川吉宗は将軍になると、前代の新井白石の政治を改めたが、外交政策ではそれを継承し、正徳新令の影響下に中国の文物の輪人に関心を持った。吉宗の治世享保時代の初期の対中国関係資料を集めたものである。

関西大学東西学術研究所資料集刊9
『唐船進港回棹録・島原本唐人風説書・割符留帳―近世日中交渉史料集―』
大庭 脩 編著
306頁
品切れ
県立長崎図書館渡辺文庫蔵の唐船進港回棹録は正徳新例後、享保18年までの長崎港の中国船出入記録。島原本唐人風説書は「華夷変態」未収の風説書。割符留帳は県立長崎図書館所蔵の信牌発給原簿で、いずれも近世日中交渉史研究の基本文献。人名索引は華夷変態との比較ができるように工夫されている。

関西大学東西学術研究所資料集刊8
『附注 影印漱芳閣書畫記』
壺井 義正 編著
732頁
品切れ
淺野梅堂家蔵の中国書畫等につき、その内容を記し、鑑賞を加えた本書は、邦人の手になる唯一の正統的書畫記である。また梅堂は幕末にあって書畫の収蔵鑑識で名を得た人で、中国書畫が愛好された時代の輸入書畫の著録としても重要な記録。なお漱芳閣蔵真帖を図版で併載。明代の名書家24名の筆跡を窺うことが出来る。

関西大学東西学術研究所資料集刊7
『舶載書目(上、下) 宮内庁書陵部 蔵』
大庭 脩 編著
1260頁
品切れ
宮内庁書陵部に蔵する舶載書目を影印し、これと関連の深い国立公文書館内閣文庫蔵の分類舶載書目を附印、書名索引と詳細な解題・研究を加えたもの。舶来書目とも比較し、書誌学研究の上に大きな便宜を与える必備の書である。

関西大学東西学術研究所資料集刊6
『中國第八路軍行軍記―中國共産黨史研究の一資料―』
芝田 稔 他編
160頁
品切れ