訳注シリーズ
関西大学東西学術研究所訳注シリーズ11
『ラモン・ゴメス・デ・ラ・セルナ グレゲリーア抄』
平田 渡 訳
314頁
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オルテガ・イ・ガセー、ヴァレリー・ラルボー、ボルヘス、オクタビオ・パスの絶賛を浴びたスペイン前衛派巨匠ラモンの代表作。「諧謔+隠喩=グレゲリーア」と定義した作者は、日本の俳諧を意識しながら独自の短詩型文学を編み出した。ジャンル分けを拒む、ラモン主義的方法による、選りすぐりの五百有余篇収録。本邦初訳。
関西大学東西学術研究所訳注シリーズ10
『中論釈 明らかなことば Ⅱ』
丹治 昭義 訳注
334頁
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本書はナーガールジュナ(龍樹)の中論に対するインド最後で最重要なチャンドラキールティ(月称)の注釈のなかの第22章から第27章までの訳注である。如来・仏とは何か。迷いとは、空とは、涅槃とは、縁起とは、哲学的立場とは何か、という仏教の根本問題を、空の立場で論ずる。
関西大学東西学術研究所訳注シリーズ9
『熊十力 新唯識論』
吾妻 重二 訳注
330頁
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『新唯識論』は、現代中国において初めて独創的な哲学をうち立てた名著。仏教・儒教・老荘思想を視野に収めつつ、綿密かつ深遠な論理を駆使する。ここではその「文言文本」をすべて訳出するとともに、詳細な注と解説、「文言文本・語体文本対照表」および索引を付した。東洋から現代社会を照射する熊十力哲学の待望の訳書。
関西大学東西学術研究所訳注シリーズ8
『エクエ・ヤンバ・オー』
アレッホ・カルベンティエール 著
平田 渡 訳
298頁
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キューバ黒人の世界は“どんなことも魔術的な性格を帯びているものだ”。そうした世界に生まれた主人公メネヒルドの成長、人妻との恋愛、不慮の死を通して、黒人社会に根づいたヴードゥー教と秘密結社、魔術師や祈祷師が幅をきかせる習俗、心のいやしである音楽を叙情的に描く。若い作者が前衛的手法を駆使した処女長篇小説。
関西大学東西学術研究所訳注シリーズ7
『中世ウェールズをゆく―ジェラルド・オブ・ウェールズ1188年の旅―』
チャールズ・カイトリー 著
和田 葉子 訳
104頁
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ジェラルド・オブ・ウェールズ(1146-1223)の著した『ウェールズ旅行記』に従って1188年、彼がカンタベリ大司教ボールドウィンと行った十字軍の戦士募集キャンペーンの足跡を辿る。この「12世紀最大のエゴイスト」と称された人物の数奇な人生とウェールズ各地の今と昔を余すところなく全頁、美しいカラー写真で紹介。
関西大学東西学術研究所訳注シリーズ6
『イブン・ジュバイル 旅行記』
藤本 勝次・池田 修 監訳
398頁
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著者は、12世紀のスペイン生まれのアラブ人で、ムワッヒド朝のグラナダ大守の書記官。1183年メッカ巡礼のため海路アレクサンドリアに至り、メッカ巡礼後、バグダ一ド、ダマスクス、アッカを経てシチリアに渡り、85年に帰国。その旅行記は十字軍時代のムスリム世界の社会状態や、ノルマン朝下のシチリアを知る貴重な史料である。
関西大学東西学術研究所訳注シリーズ5
『諸蕃志』
藤善 眞澄 訳注
454頁
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関西大学東西学術研究所訳注シリーズ4
『中論釈 明らかなことばⅠ』
丹治 昭義 訳注
292頁
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本書は、龍樹の中論第一章に対する月称の注釈の和訳である。この注釈は、インドにおける最後のもので、中観思想の結論とも言うべき思想を説示している。特に、この章は、中観派の縁起観、論理観、認識観の基本を示す貴重な資料を提供する。
関西大学東西学術研究所訳注シリーズ3
『ウサーマ・ブヌ・ムンキズ 回想録』
藤本 勝次・池田 修・梅田 輝世 訳注
392頁
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本書は12世紀のシリアのアラビア人、ウサーマ・ブヌ・ムンキズの『回想録』の邦訳と注釈である。ウサーマは武人として十字軍との戦いに参加する一方、外交官、文人としても活躍し、その『回想録』は、十字軍との戦いにおける体験談や逸話のほかに、十字軍兵士としてシリアにきたフランク人の生活についての記述も含まれ、貴重な文献である。
関西大学東西学術研究所訳注シリーズ2
『インドの不思議』
ブズルグ・イブン・シャフリヤール 著
藤本 勝次・福原 信義 訳注
186頁
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本書は、10世紀後半に編纂されたと思われるアラビア語文献で、当時のインドの海で活躍したイスラム教徒のアラブ・イラン系船乗りの体験談や、インド・東南アジアの不思議な慣習や産物などの物語を集めたものの訳注である。『シナ・インド物語』に比べて、史料的価値はやや劣るが、当時の航海の実態、難破の恐怖など、生々しい船乗りの生活がうかがえる。