人間文化研究機構 第43回人文機構シンポジウム
「天文学と市民科学」の開催について

趣旨

 天文学と宇宙物理学の発展に伴い、科学コミュニティは専門の観測所/天文台や各種科学ミッションだけでなく、コミュニティ外の機関・個人からも膨大なデータを収集してきました。職業天文学者・宇宙物理学者と外部の機関・個人の協働は、しばしば「市民科学」と称され、天文学、宇宙物理学やその周辺分野での長期的な時間変動、より広範な空間変動、あるいは大規模な観測データの収集・解析に当たってとりわけ重要な役割を果たしてきました。

 天文学・宇宙物理学コミュニティ内では、市民科学は長期的な太陽・恒星活動の復元、宇宙天気の影響、オーロラや気象現象の時間発展、空間発展の解明に特に寄与してきました。
 
 本シンポジウムでは、このような「市民科学」アプローチが天文学、宇宙物理学及びその周辺分野においてどのような役割と意義を持ち得るか、そしてどのような科学的知見を与え得るかその具体事例を概説し、科学コミュニティが外部コミュニティとどのように協働体制を発展させることができるかについても議論することを目指します。

詳細

日時:9月24日(水)~9月26日(金)
会場:国立国語研究所 講堂(東京都立川市)
定員:会場100名(予定)
参加費:無料(要事前申込)

申込方法

以下より各自でお申し込みください。
https://forms.cloud.microsoft/r/RUHpsuw68X