システム理工学部

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機械工学科 多川則男教授ならびに谷弘詞教授が情報ストレージ研究推進機構(SRC)においてSRC論文賞を受賞

氏名

多川 則男、谷 弘詞、上田 健司(工学研究科 システムデザイン専攻 機械工学分野 2010年3月修了)

所属

システム理工学部 機械工学科

受賞年日

2012年06月04日

大会・団体名

情報ストレージ研究推進機構(SRC)

受賞名

2011年度SRC論文賞

研究テーマ等

Experimental Investigation of Local Temperature Increase in Disk Surfaces of Hard Disk Drives Due to Laser Heating During Thermally Assisted Magnetic Recording

賞の概要

 情報ストレージ研究推進機構(SRC)とは、高度情報化社会の情報ストレージ技術を産学協同で効果的に研究・開発することを目指して活動を行っている非営利団体である。(詳細な情報はhttp://www.srcjp.gr.jp/参照)企業側から参加費を集め、そのお金をベースに大学側の協力研究者に情報ストレージに関する研究支援を行っている団体である。現在のところ、参画している企業は東芝、TDK、HGSTジャパン、昭和電工、富士電機デバイステクノロジー、日立金属、HOYA‚マーベルジャパンなどの8社、大学数は我々の関西大学はじめ、全国の29大学となっている。(ちなみに総予算金額は1億円程度)この機構が毎年、情報ストレージの技術開発の上で非常に優れた研究に対して毎年5件程度の研究論文に対して論文賞を授賞している。
 今回は我々が行った、次世代の磁気記録方式である熱アシスト磁気記録方式で大きな問題となる局所的にかつ高速にレーザー光によりディスク媒体状面が加熱された時の、その時の媒体表面の温度上昇を求めることが可能となる独創的で新規な方法を開発した成果に関する論文に対して論文賞を受賞したもの。学会とは異なる産業界からの論文賞の受賞であり、学術的にのみでなく、工業的かつ実用的な観点からも評価されたもので、その意義は大きい。

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