システム理工学部

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機械工学科 田原樹助教が応用物理学会学術講演会において Poster Awardを受賞

氏名

田原 樹

所属

システム理工学部 機械工学科

受賞年日

2013年04月01日

大会・団体名

2013年春季 第60回応用物理学会学術講演会

受賞名

第1回(2013年春季)応用物理学会 Poster Award

研究テーマ等

汎用偏光イメージングカメラを用いる並列位相シフトディジタルホログラフィにおける像再生可能な波数分布の広帯域化アルゴリズム

賞の概要

 応用物理学会学術講演会は、研究機関及び企業により応用物理学全般に関する最先端の研究内容を発表、議論し情報交換と技術発展を促す学術会議として実施される。今回の会議では、計3‚990件の発表が行われ、計6‚696人の参加者が集まった。
 本賞は、応用物理学の発展に貢献しうる、極めて価値のある一般講演論文を発表し、ポスター講演にて高い学術的インパクトに加え明快かつ的確なプレゼンテーション及び質疑応答を行った研究者達に授与されるものである。本賞の受賞対象は教授などの教員、研究員、学生を問わず年齢制限なく、応用物理学会員でポスター講演した者全ての中から選ばれる。
 審査は以下の手続きで行われた。まず、プログラム委員会にて全ポスター講演から候補が複数選定される。公演当日、複数の評価者が精査する。そして,最終的な選考対象から講演会企画運営委員長、副委員長を含む選考委員会によって決定される。原則総ポスター講演件数の2%程度を限度として受賞候補者が絞り込まれる。今回、917件のうち18件が受賞し、倍率は50.9倍と高倍率であった。
 受賞対象論文・発表では、弊教員が研究してきた、高速3次元動画像計測可能な技術である並列ディジタルホログラフィにおいて、従来記録・像再生可能な限界とされていた空間情報量を超える、いわば縞超解像技術を提案した。また、理論だけでなく実験的に示唆した。ホログラフィ、光学において新たな知見、解釈をもたらし、応用物理学の発展に貢献しうるものであるため、本賞に資する成果である。

 ▼http://www.jsap.or.jp/activities/award/posteraward/index.html
 ▼http://www.jsap.or.jp/activities/award/posteraward/prizewinner01.pdf

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