理工学研究科 薮 拓也さんがAmerican Physical Society(米国物理学会)において1st Place of the Student Poster Competition を受賞
氏名
薮 拓也
所属
理工学研究科 システム理工学専攻 物理・応用物理分野(流体物理学研究室)
受賞年日
2016年11月21日
大会・団体名
American Physical Society(米国物理学会)
受賞名
1st Place of the Student Poster Competition
研究テーマ等
Numerical analysis of the inertial migration of a spherical particle in circular tube flows
賞の概要
2016年11月20-22日に米国ポートランドで開催された第69回米国物理学会流体力学年次大会(The 69th Annual Meeting of The American Physical Society – Division of Fluid Dynamics)の学生ポスターコンペティション(the Student Poster Competition)において、薮君のポスターが“Computations”の部門で第1位を獲得した。
内容は、円管内層流中に浮遊した粒子が下流断面で特定の動径位置に集まる現象(tubular pinch効果)に対する精密で、広範なパラメーター範囲における数値シミュレーションである。粒子が集まる動径位置について、これまで理論解析の結果と実験結果とが矛盾していたが、薮君が行った、粒子に働く揚力を計算する数値シミュレーションにより、実験結果を説明するだけでなく、実験の実施が困難な範囲を含む広いパラメーター範囲における動径位置の変化を明確に示すことができた。
米国物理学会は51,000人以上の会員がおり、流体力学部門の会員数は約3,300である。米国国内に限らず世界中からの参加者があり、今回の第69回米国物理学会流体力学年次大会の参加者数は約3,000人であった。
指導教員
関 眞佐子