環境都市工学部

エネルギー環境・化学工学科 エネルギー環境・化学工学科

※2022年度入学生よりエネルギー・環境工学科は「エネルギー環境・化学工学科」に名称変更しました。

深刻化するエネルギー、環境問題について、解決策を提案する。 深刻化するエネルギー、環境問題について、解決策を提案する。

やがて石油の供給不足が現実になるといわれ、地球環境の悪化も進行しています。これ以上の環境破壊を食い止め人類の持続的発展を維持するためには、今とは異なる新しいエネルギー体系を構築することが求められています。深刻化する地球温暖化問題に対しては、二酸化炭素の排出を最小化して、低炭素社会を構築する必要があります。そのためには省エネルギーの推進と既存エネルギーの変換効率の飛躍的向上に加えて、太陽光、風力、バイオマス、廃棄物や水素などの新エネルギーを利用する技術開発を進めていくことが重要です。本学科では、省エネルギーや新エネルギー、環境修復、環境汚染防止など、エネルギーと環境を見据えた科目を配置。1年次から多くの実験・演習を課し、身に付けた実践的な知識・技術を生かして環境負荷の少ない新システムを構築できる人材を育成します。

学びのスタイル

理工学研究科 環境都市工学専攻
博士課程前期課程 2年次生
神野 七海

研究テーマ

物質の相溶性の評価 毛髪表面のダメージ評価のための新技術の開発

毛髪表面の物性を把握するために数値的評価を行い、AIを使ってより客観性を高める研究に取り組んでいます。 毛髪表面の物性を把握するために数値的評価を行い、AIを使ってより客観性を高める研究に取り組んでいます。

パーマやヘアカラーといった科学的処理は毛髪にダメージを与える原因になっています。傷んだ毛髪を修復する製品を効率的に開発するためには、毛髪表面の物性を把握することが重要です。この研究ではそれぞれの物質に固有の値を評価する「ハンセン溶解度パラメータ(HSP)」を用いて、毛髪表面の物性評価に取り組んでいます。さまざまなベクトルで測定したHSPの値が近い物質同士は親和性が高いことが証明されるため、物質を混ぜたり、攪拌したりする際に用いられています。本研究では、毛髪表面を電子顕微鏡を使用して高倍率で観察し、専用ソフトを用いてHSPを算出します。これまでは得られた毛髪表面の画像を人による目視で判定して数値的評価を行っていましたが、評価する数値にバラツキがでるためにさまざまな評価方法を模索。現在はAIによる画像分類技術を用いてより客観的に評価する方法を検討しています。

環境調和型・省エネルギー型の機能性材料開発ツール

これまでの材料開発をさらに低コスト・高効率に実施するための、新しい開発ルールは重要であります。エネルギー環境・化学工学科、プロセスデザイン研究室では、物質の凝集エネルギー密度であるHansen Solubility Parameter(HSP)を用いた新しい材料開発ツールを研究しています。近年、ポリマー、石油材料、微粒子分散、化粧品、医薬品開発で大変注目されています。

エネルギー環境・化学工学科
山本 秀樹 教授

学びのキーワード

【新エネルギー】
【リサイクル】
【環境保全】

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取得できる資格

所定単位を修得すると資格を取得できるもの

中学校教諭一種免許状〔理科〕
高等学校教諭一種免許状〔理科・工業〕
司書、司書教諭、学芸員、毒物劇物取扱責任者

所定単位を修得すると在学時から受験資格が得られるもの

甲種危険物取扱者

卒業時に受験資格が得られるもの

甲種消防設備士

受験できる資格

公害防止管理者
高圧ガス製造保安責任者
放射線取扱主任者
環境計量士

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