環境都市工学部

エネルギー・環境工学科 OB・OGからのメッセージ エネルギー・環境工学科 OB・OGからのメッセージ

株式会社カネカ

2015年3月 理工学研究科 ソーシャルデザイン専攻
(現 環境都市工学専攻)博士課程前期課程 修了〉
山田 武司

メーカーが求める機能を備えた塩化ビニル樹脂の開発 メーカーが求める機能を備えた塩化ビニル樹脂の開発

社会で幅広く使用される製品を作りたいという思いがあり、この会社を選びました。現在、自動車用途に使用される塩化ビニル樹脂の研究開発を担当しています。メーカーが求める機能を発現する樹脂の開発が私のミッションです。まずメーカーの情報を収集して実際に樹脂を開発し、その性能を評価した上でメーカーに開発品を提案するという流れで業務を進めていきます。樹脂を設計する能力だけでなく、評価方法を考える力やコミュニケーション能力も必要となり、開発品のスケールアップや生産設備を使用した試作を行う際は、製造部門と協力して取り組んでいます。今後は日本のみならず、世界で使用される製品を開発できる人材になることが目標です。

現在の仕事に生きている学科の学び

化学プラント内で業務を行っているため、大学で学んだ化学工学の知識が役に立っています。在学中にボランティアサークルで身に付けたコミュニケーション能力も、日々の業務に活かされています。

東レ株式会社

2020年3月 理工学研究科
環境都市工学専攻 修了
宮川 紗奈

海水を処理して飲料水を確保する逆浸透膜の開発に携わる 海水を処理して飲料水を確保する逆浸透膜の開発に携わる

グローバルな企業で人の役に立つ仕事に就きたいと考え、世界に拠点があり研究室で学んだ分離工学を生かすことができる今の会社を選びました。現在は技術者として海水処理用の逆浸透膜の開発業務とともに、安定生産のための製造工程の課題解決や、既存設備の改良によるコストダウン・省エネ推進などに携わっています。逆浸透膜は飲料水が不足している国で海水を飲料水に変える際に使用されており、水に関わる地球規模の課題に貢献することにやりがいを感じています。在学中は苦手だった英語を克服するため、関西大学の留学制度を利用してカナダへ留学。多様な文化圏の人々との触れ合いを通して、視野を広げることができました。今後は地域の課題解決に貢献できるさまざまな膜を開発することが目標です。

ローム株式会社

2016年3月 理工学研究科
環境都市工学専攻 修了
中嶋 直矢

製品を製造、量産するための装置の開発に取り組んでいます。 製品を製造、量産するための装置の開発に取り組んでいます。

半導体を製造する上で重要になる製造装置を開発しています。難しいプロセスですが、周りの方々の力も借りながら取り組んでいます。難しい局面を何度も乗り超えて装置が完成し、製品の量産に貢献できたときは非常に大きな喜びを感じることができる仕事です。私は学部で学んだ反応工学や、大学院での研究や共同研究を通じて、ものづくりに興味がわき、その中でも製品を製造するためのライン設計などに関わる仕事がしたいと思いました。ライン設計に関わることができる仕事を中心に就職活動を行った結果、生産システムの開発を自社で行っているロームに興味がわき、入社しました。現在は装置の中の一部機能やユニットの開発を行っていますが、将来的には自分が主体となって、新規装置の開発に取り組むことが目標です。

大日本印刷株式会社

2017年3月 理工学研究科
環境都市工学専攻
博士課程前期課程 修了
常田 洋貴

次世代のロングラン商品の開発をめざし、日々努力を重ねています。 次世代のロングラン商品の開発をめざし、日々努力を重ねています。

日々の生活に身近なモノづくりがしたいという思いから、今の会社を志望しました。現在は食品パッケージ向け、産業資材向けの包装材用機能性フィルムを開発しています。ポテトチップスの袋を例に挙げると、単純なフィルムで包装されているように見えますが、実は食品の鮮度を保持するためにさまざまな工夫がされています。私は次世代の機能性フィルムの設計を行い、フィルム製膜から最終製品につなげていくための性能評価および分析を担当しています。今後の目標は、ロングラン商品を世に送り出すこと。上司からフォローをいただける今の時期を大切にして、目標を達成できるように日々奮闘しています。皆さんも在学中は勉強とともに、興味をもったことをとことんやって、めざす道を見つけてください。

株式会社タクマ

2014年3月 理工学研究科
ソーシャルデザイン専攻
博士課程前期課程 修了
谷口 哲也

低炭素化社会の実現に向けて、さまざまな業務に取り組んでいます。 低炭素化社会の実現に向けて、さまざまな業務に取り組んでいます。

高校時代から環境に携わる仕事をしたいという思いを抱いていたため、再生可能エネルギーによる低炭素化社会の実現に取り組んでいる弊社を志望しました。現在は、都市ごみ焼却プラントやボイラープラントの排ガス処理設備の設計を行っています。排ガス処理設備は、焼却炉から発生する灰や有害なガスを除去する設備です。設計業務では、計画業務で決定した排ガス処理方式をもとに、排ガス処理設備の配置検討、制作図の作成、客先説明などの業務を行います。また、設計業務だけではなく、計画業務や研究開発の業務にも取り組んでいます。従業員数が少なく、若手の内からさまざまな業務に携われる点もやりがいにつながっています。

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