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先輩からのメッセージ

イギリス ウォーリック大学

自分の学習状況

 ウォーリック大学で英語の授業を受け始めて約三ヶ月が経ちました。ここでの授業は、もちろん完全に英語のみで行われています。初めの頃は先生の説明すら聞き取れないこともありましたが、今ではほとんど理解できるようになりました。授業は中身の濃いものばかりですが、授業以外の時間が比較的に長く、宿題も適量で多過ぎて手に負えないということもないので、空き時間を有効に使うことさえできれば自分のやりたいことをする時間が十分に確保できます。また、授業だけが学習の場ではないことを実感しています。寮で一人暮らしをしているため、他の国々の人との共同生活や、日々の買い物、公共交通機関の利用さえもよい学習の機会になっています。私はジム(有料)に通っているのですが、施設内のサウナではいろんな人と話すことができ、そこでも貴重で楽しい時間を過ごしています。さらに、カザフスタン、イラク、台湾などからの留学生と(同じ授業は受けていませんが)コモンルームで交流することもあって、とても充実しています。

授業の様子

 First Term の授業は関西大学からの9人だけという少人数で行われました。これは、様々な国から来た大学院生達と一緒に授業を受けるコース(presessional course。7~9月)に向けた準備期間のようなコースでした。授業は、リスニング、リーディング、ライティング、スピーキングというように単純に区別されるのではなく、"Integrated Skills"という名目で英語の4技能を組み合わせて授業を行うというものです。ライティングの授業で同時にスピーキングやリスニングも学ぶという新鮮な授業ばかりです。初めの頃は先生の呼びかけに対して思うように反応できず、質問も少なめでした。しかし今では積極的に授業に参加するようになってきました。遅刻欠席もほとんどなく、9人全員が意欲的に授業に取り組んでいます。

学習環境としての街の様子

 ウォーリック大学はイギリスのコベントリーという場所に位置しています。ロンドンやバーミンガムとは違ってかなりの田舎で自然が多く、あちこちに広がる草原は、土地が有り余っているのではないかと感じさせるほどです。大学も自然に囲まれており、リスやウサギが目の前を平然と横切って行く光景にいつも癒されています。学習環境としては、静かで落ち着いていて、治安が悪いと感じることもなく、必要な店舗や施設も揃っているため、学業に専念するには最適な場所です。大学付近には、荘厳なウォーリック城や、シェークスピアの生誕地であるストラットフォードなど、イギリスを象徴する歴史ある場所があり、この地域について知るという面でも、大学の周囲の環境には恵まれていると感じます。

当地で学び始めて感じた、驚き・感動など

 ウォーリック大学で学び始めてまず感動したことは、授業で教わる Academic English の質の高さです。例えばライティングでは、structure や useful expressions、formal/informal words など、良い文章を書くために不可欠な知識を得ることができ、実際に、この10週間で大きく進歩したことを先生方に認めていただきました。次に、最も驚いたのは、イギリスの学生たちの学業に対する意識の高さです。私たちがウォーリック大学にやって来た時期は、ちょうど現地学生たちにとっての試験期間に相当していました。寮の仲間は試験勉強で部屋にこもっていて、図書館も勉強している学生でいっぱいで空いている場所がないほどでした。さらに、興味深い発見もありました。授業の一環で、ウォーリック大学の学生と日本人学生の試験期間中の過ごし方を比較するリサーチを行ったのですが、ウォーリック大学の学生の方が圧倒的に勉強時間が長く、また将来の目標もはっきりとしていました。 これは一種の驚きでもあり、自分たちのモチベーションを上げる良い発見となりました。