在学生・修了生の声 藤田 将さん

大学院進学の理由を教えてください。

学部生時代から続けている最適化の研究を続けるため。

大学院進学のための受験対策や事前準備は、どのようにされましたか。

希望していた研究室の研究分野の基礎をしっかり抑えること。

受験前に志望の指導教員とどのような連絡をとりましたか。

学部時代からお世話になっていた先生に進学について相談したところ、大学院で研究したい内容をよく考えておくようにとのアドバイスを頂きました。

指導教員名とその教員を選んだ理由や教員とのエピソード等を教えてください。

指導教員名：仲川　勇二先生
学部1回生のときに仲川先生の授業を聞いて、数理最適化という分野に興味を持ち、研究を手伝わせて頂くことになりました。研究のこと、社会のことをはじめとして、多くの話を聞かせて頂きました。

学位論文題名（または研究テーマ）と概要は、どのようなものですか。

『適応型マルチメディア配信システムのQoS最適化』

概要：

マルチメディア配信においては遅延を小さく抑えつつ、高品質な動画像をユーザに提供できるQoS保証が要求される。利用可能なリソース量とその相関を考慮し、リソースの利用効率を高めつつ、高品質なメディア配信を実現する事が必要である。本研究ではスケーラブルなモデルを考案し、従来手法をはるかに上回る規模のシステムでのアドミッションコントロール最適化を行う。

在学時の思い出・エピソード等を教えてください。

ほとんどの時間を就職のために費やしました。エンジニアのアルバイト、インターンシップ、就職活動を経験し、現在の会社に内定が出てからは入社のための勉強であっという間に時間は過ぎました。自分自身のこと、自分の将来を考えることができた2年間でした。

1日の過ごし方、アルバイトや課外活動について

エンジニアとして経験を積むため、また授業料を稼ぐためにWEBエンジニアのアルバイトを行っていました。

利用した（している）奨学金制度を教えてください。

関西大学第4種給付奨学金

就職活動・進路選択における本学キャリアセンターの利用について

就職情報サイト、SNS

進路選択、現在の就職先・職業を選んだ理由を教えてください。

研究のための時間をつくるために、早くに内定が頂ける企業を選びました。もちろんそれだけでなく、技術者環境の良さ、英語公用語化に代表されるグローバルな展望を見据えた企業戦略に魅力を感じて就職を決めました。

今後のキャリアビジョンについて

日本のインターネットを支える技術を学び、やがては世界に通じる技術者として活躍の場を増やしていきたいと思います。

現在のお仕事において「大学院での学び・経験が活かせている」場面や、学部卒で就職する場合との違いを感じる場面があれば教えてください。

大学院の授業でのプレゼンテーション資料を作り、発表する機会・経験は、社会人になって役立つものだと思います。エンジニア職では学部卒・院卒の差も、文系理系の壁も全く感じません。しかし、職場には学生時代に開発経験を積んだ人が多いので、エンジニア職を目指すのであれば早くから勉強しておくことを勧めます。

関西大学大学院総合情報学研究科に進学を考えている人へのメッセージ

キャンパスの周りには何も無く、勉強に集中できる環境です。高槻キャンパスから見える夜景は絶景ですよ。
大学院の授業は学部時代に比べると少なく、逆に自由な時間は多いのですが、2年はあっという間に過ぎます。どのような院生生活を送りたいのか、自分のビジョンをあらかじめ明確にして充実した時間を過ごして下さい。