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大学院概要

在学生・修了生の声 西尾 三津子さん

在学生・修了生の声一覧

西尾 三津子さん

西尾 三津子さん

勤務先名:関西大学・講師  勤続年数:1年

総合情報学研究科 総合情報学専攻
博士課程後期課程 2013年3月修了(入試種別:社会人入試)

※プロフィールは取材時のものを掲載しています。

大学院進学の理由を教えてください。
小学校教員として長年、現場で仕事をしてきましたが、日々の仕事に忙殺され、自分の頭の中の引出しが空っぽになりつつあるのを情けなく思っていました。そこで、勉強する必要性を痛切に感じ、いろいろな大学院を検索した結果、自分のライフワークに役立つ学びの場が提供されていた本学を選びました。
大学院進学のための受験対策や事前準備は、どのようにされましたか。
事前準備のための時間は十分にとれませんでしたが、自分の実践をまとめたり、それに関する書物を読んだりしました。
受験前に志望の指導教員とどのような連絡をとりましたか。
事前に2回ほどお会いしました。指導教官のお考えもよくわかり、自分がやってみたい研究の方向が決まって、とても役に立ちました。
指導教員名とその教員を選んだ理由や教員とのエピソード等を教えてください。
指導教員名:久保田 賢一先生
現職時代に従事していた国際教育協力の知り合いの方から久保田先生の名前を聞いていました。先生は在学中、いつも優しく声をかけてくださいました。
学位論文題名(または研究テーマ)と概要は、どのようなものですか。
『ボリビアにおける教師の意識変容に関する研究-授業研究の実践を事例として-』
概要:
ボリビアにおける授業研究の実践による教師の意識変容の過程を明らかにし、教師が新たな教育技術を取り入れる際の意識変容を促すための指針を提案した研究である。
在学時の思い出・エピソード等を教えてください。
前期課程の時は、教師として在職中でしたので、勤務の終了とともに小学校を飛び出して、大学院の授業にぎりぎり間に合うという状況で何度も冷汗をかきました。後期課程では、ボリビアと日本との往復の中で論文を書くのがつらくて、ずっとボリビアに滞在し続けようかと悩んだほどでした。そんなときに、久保田先生からメールが届き、気を取り直して帰国しました。
1日の過ごし方、アルバイトや課外活動について
小学校教員との両立は多忙を極めました。しかし、電車通勤に変えて本を読む時間を捻出し、授業の準備の時間を絞り出しました。自分への投資という意味で、仕事の疲労感とは違う心地よい疲労感がありました。教員を退職しボリビアでの仕事に専念してからは、仕事と研究をできるだけリンクさせて時間の有効な活用の仕方を考えました。
就職活動・進路選択における本学キャリアセンターの利用について
担当の教授や研究室でお世話になった先生方、先輩方に声をかけておき、情報を得ることができました。
進路選択、現在の就職先・職業を選んだ理由を教えてください。
ライフワークであるボリビアでの教員養成の仕事を中心に据えて、現在の仕事を選びました。現在の教育現場(小学校と大学)で児童や大学生と触れ合ったり、考えを交流したりすることは、今後の私自身の研究の幅を広げることにも大いに役に立つと考えます。
現在のお仕事において「大学院での学び・経験が活かせている」場面や、学部卒で就職する場合との違いを感じる場面があれば教えてください。
大学院で理論と実践の両者のノウハウを学ぶことができたのは、私自身の財産です。現場で勤務していた時は、現象面とだけ対峙する小さな世界の中での堂々めぐりが多かったけれど、大学院で学問の基礎を学んだことで、現象の背後にある根本的な問題にも目が向けられるようになりました。

関西大学大学院総合情報学研究科に進学を考えている人へのメッセージ

「年齢を重ねているので、理解力が乏しいのは仕方がない」「学び始めが人より遅いので、無理もない」「働いているから勉強する時間がない」という3つの言い訳を言わないでおこうと、常に心に刻んでいます。

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