Kansai Univ
 
写真の一言

目的と意義

意義と独創性

構成員

総括

市民権

国家形成

国際関係

2012年度

2011年度

2010年度

2009年度

2008年度

紀要

ニュースレター

中間報告書

『差異と共同』

最終報告書

 

 

 

ニュースレター

紀要

 

Boundary11号写真の一言
「楽山大仏」


[2006年9月撮影:金玲氏(関西大学法学部助教)]

 中国四川省楽山市にある楽山大仏。近隣にある仏教聖地の一つの峨眉山と合わせて世界遺産に登録されている。泯江、青衣江および大渡河の三つの河が合流する地点の岸壁にそびえ立つ楽山大仏は、三江合流地点の荒波による水害を減らすため、唐の時代に僧が制作をはじめ、約90年の年月をかけて紀元803年に完成したと言われている。大仏の高さは59.98m、頭だけでも高さ14.7m、幅10mである。周りの山と同じ高さであるため、「山が一体の仏像で、仏
像が一つの山」と表現されている。大仏が立つ岸壁の岩石は赤砂岩でとても柔らかく、仏像を彫刻するには最高の素材であるが、その反面、風化しやすいため、大仏は1300年弱の間、自然界そして人為的な破壊を受け、複数回修繕されてきた。当時は多くの大仏が国によって作られたのに対して、楽山大仏は民衆の力で作られたことも特徴である。

金 玲(関西大学法学部助教)

 


Copyrighted 2008, Center for Minority Studies, Kansai University
関西大学マイノリティ研究センター
〒564-8680大阪府吹田市山手町3-3-35 総合研究室棟2階
電話06-6368-1111 FAX 06-6368-1463