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「タージ・マハル・ホテル(インド・ムンバイ)」

2009年12月撮影:浅野宜之(大阪大谷大学人間社会学部准教授)

タージ・マハル・ホテルは、インド西部の大都市ムンバイにある高級ホテルである。その目の前はイギリス国王ジョージ5世の来訪のために建てられたインド門で、インドの「海の玄関」にそびえたっているホテルである。このホテルはターター財閥の創始者、ジャムセトジー・ターターがムンバイのホテルに入ろうとしたところ、西洋人限定であるとして入館を断られたことから、インド人による高級ホテルを建設しようとしたのが始めだといわれている。その豪華さは広く知られてきたが、2008年11月のテロ事件により宿泊客らが犠牲となり、また、建物も大きく損傷を受けた。写真でも修復の跡、また、修復のための作業が進められている状況が見て取れる。映画「サラーム・ボンベイ」や「スラムドッグ$ミリオネア」の舞台となってきたムンバイ。修復されたタージ・マハル・ホテルが、コミュナル暴力やテロを乗り越え、前進するムンバイの象徴となってほしいと思う。

 


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