卒業生インタビュー
自分が成長できる
素晴らしい環境が整っています!
穂積 優さん(2014年3月卒業)
日本新薬株式会社
2014年4月入社
お仕事について質問!
- 志望動機は?
- 社会貢献度の高い医薬品業界で働くことに憧れがあったことと、様々な人と出会うことのできる営業職が自分に向いていると思ったことから、製薬会社の営業部門に所属するMR(Medical Representative=医薬情報担当者)を志望し、就職活動を行いました。説明会や面接で感じたユニークな社風が自分に合っているだろうという直感で数多くの製薬会社の中から日本新薬への入社を決めました。近年、他にはないような専門性が高い新薬が相次いで発売されていたことも魅力の一つでした。
- お仕事内容は?
- MRの仕事は、医師や薬剤師等の医療関係者に対して自社医薬品の適正な使用・普及のため、薬の効果や副作用等の情報を提供することです。患者さんの治療に最適な処方薬として自社医薬品を選択してもらうため、1日あたり10軒前後の医療機関を訪問し自社医薬品の情報提供を行います。現在は世田谷区の診療所が担当で、毎日足を運んで最新の情報や治療法を提案し、医療関係者から信頼される薬物治療のパートナーを目指して日々奮闘しています。
- お仕事の
魅力は? - MRは医療関係者により良い医薬品を紹介することで、人々の健康に貢献できているという誇りを持って働くことができます。そのためには専門的な知識が要求され、日進月歩で進化する医療に関する勉強が常に必要となります。辛い時もたくさんありますが、自分が紹介した薬剤や治療法について、ドクターから患者さんの快方の役に立ったと聞いたときは非常に嬉しいです。MRは自分が成長できるやりがいのある仕事だと思います。
社会安全学部の学びが生かされた!と思った瞬間は?
薬には狙い通りの作用とともに、本来期待していない副作用があります。副作用には、最悪の場合、命を落とすような重篤なものもあります。社会安全学部の講義で聞いた「クスリはリスク」という話は、このことを端的に示しています。医薬品のリスクについても的確にお伝えして理解してもらうことが、結果的に医薬品を安全に安心して使ってもらうことにつながることを学びました。医薬品の作用・副作用に関するコミュニケーションを十分に行うことが薬を扱う者の使命だと常に肝に銘じています。
また、私の会社では毎月PDCAサイクルを用いたリスク管理を行っているほか、交通事故防止と安全、コンプライアンス等の研修があります。これらは在学中に何度も耳にした言葉ですが、社会人になって日常業務と深く関わっていることを実感しました。社会人にとって必要不可欠なあらゆることを幅広く、深く学ぶことができたことを有難く感じています。
学生時代にがんばったことは?
学生時代にしかできないことを満喫することに一生懸命でした。大学で講義を受けるのも、ゼミ活動もサークル活動もアルバイトも学生の間にしかできません。夏休み等の長期休暇を利用して旅行にもたくさん行きました。4年間という限られた時間を無駄にしないよう、毎日忙しくしていました。
取り組んだことはさまざまにありますが、なかでもゼミ活動には特に力を入れて取り組みました。私は都市防災・復興計画を専門とする越山健治先生のゼミに所属していました。ゼミの仲間との被災地視察や卒業研究のためのヒアリング調査等、社会安全学部ならではの非常に良い経験をさせていただきました。卒業研究が思うように進まなかったときにゼミ研究室で仲間と励まし合ったことも、今では良い思い出です。
社会安全学部の特徴は?
社会安全学部は文理融合型の学部で、非常に多くの分野の学問を学ぶことができます。幅広いテーマの講義を受け、その中から自分が興味をもった分野を専攻して、深く研究できるので、大学受験を前にして、まだ明確にやりたいことが見つかっていない人にも合っているように思います。私は3年生から都市防災・復興計画を専門とするゼミに所属しましたが、入学当初から都市防災に興味があったわけではありません。さまざまな分野のプロフェッショナルの先生方の講義を受ける中で、自分が研究したいテーマを見つけることができました。
千里山キャンパスには10の学部があり、大勢の人がいますが、高槻ミューズキャンパスは社会安全学部のみです。そのため学生同士はもちろんですが、なにより先生方との距離が近く、疑問点等があれば何度も研究室まで質問に行きました。千里山キャンパスでは得られないものがミューズキャンパスでは得られると思います。
最後に、受験生・在学生にメッセージをどうぞ!!
社会安全学部では「安全・安心」の問題にいろいろな角度からアプローチをするので、幅広く柔軟な考え方を身につけることができると思います。それは他の大学や学部でできることではありません。学部の仲間との議論も、ゼミが違えば問題へのアプローチも違うのでとても刺激的でした。また、先生方も所属ゼミに関係なく熱心に応えてくれる方ばかりです。積極的に先生方ともお話ししてみて下さい。
学生時代は、さまざまなことにチャレンジして下さい。例えば、就職活動であっても、企業説明会やインターンシップ、OB訪問など、何でも行ってみるべきです。私は広告や食品の企業に興味がありインターンシップに応募しましたが、参加して私には合っていないなと気付くことができました。百聞は一見に如かず。何でも一回やってみるという姿勢が、医薬品業界で働きたいという目標の発見につながったように思います。
社会安全学部には自分が成長できる素晴らしい環境が整っています。それを活かして、今しかできない充実した大学生活を送ってください。