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教員が語る専門領域の魅力 vol.7

吉田 信介 教授

ユビキタス国際情報社会を走るには、英語発信力とIT活用力の両輪のバランスが大切

吉田 信介 教授

Profile

英語教育学、教育工学、国際協力が専門。グローバル社会で「生きる力」と「国際交渉力」を備えたグローバルマインドを持つ人材育成のための英語教育学を提唱しています。



EUSTON駅でロンドンっ子が声を掛けて撮ってくれました!

国際協力活動での意思決定における交渉とファシリテーターについての研究


フィリピンの厳粛なカトリック教会にて

 現在の研究テーマは、実際の国際交流・協力活動を通じて、言語、価値観、文化、習慣が異なる人間同士が、日本国内ではできない体験をすることで、使える英語力、交渉力、異文化理解力、プレゼン力、そして人間力が習得できるメカニズムを実証することです。同時に、国際協同プロジェクトでの意思決定過程における衝突の解決手法、すなわち、片方の主張を優先させることで勝ち負けが生じる「対決・宥和」、差異分を痛み分けとすることによる「妥協」、お互いの関係が悪化する「回避」、両者が「ウィン・ウィン」となる「協同」という5つの事象の類型化と、そこで必要な国際ファシリテーターの役割、資質、具体的手法の研究も行っています。人間は「何を」よりも「いかに」について敏感であることを察知し、交渉を成功に導く英語コミュニケーション力の解明を目指しています。(※ファシリテーター:交渉の進行役で、目的を達成するためにメンバーに働きかけをする支援者)

「魅せる」英語プレゼンテーションについての研究

 ITを活用した、より良い説得力のある英語プレゼンテーションを人間の購買行動理論の観点から研究しています。そこでは、聴衆の思考の流れに沿ったプレゼンテーションの表現法として、注意(Awareness)、興味(Interest)、欲求(Desire)、記憶(Memory)、行動(Action)のアイドマ理論を取り入れることで、聴衆の反応に配慮した英語プレゼンテーションがドラマティックに行えることが実証されました。また、表現したい概念の中心となるキーワードやイメージを図の中央に置き、そこから放射状にキーワードやイメージを繋げていくことで発想を延ばしていく図解表現技法(マインドマップ)による効果的なプレゼンテーションの研究も行っています。

研究成果の授業での実践

 専門演習、および卒業演習においては、アジアにおけるEFLとしての英語を学ぶゼミ生が日台国際チームを組み、ICTを活用して、コンフリクトを解決する協働作業を通じた外国語等の能力習得を目指しています。そこでは、1)アジアにおけるリンガフランカとしての英語力、2)国際コミュニケーションツールとしての情報リテラシー、3)コンフリクトのウィンウィン型解決に必要な国際交渉力の3指標に基づき、成果の検証を行っています。また、スタディーツアーにおいては、フィリピンのNGOを訪問して、母子家庭への支援活動を行っています。国際協働関係の授業では、貧困、ジェンダー、環境、教育、持続可能な開発等、国際協力の基礎理論について学びます。最終的には、英語教授法としての「国際協働による英語アクティブラーニング」を提唱し、グローバル化社会で生きぬくための「学士力」育成の指針を追求します。


母校のマスコット鳥の前で云十年ぶりに

学生のみなさんへのメッセージ

 人は学ぶ際、見たり聞いたりするだけでは身につかず、人と関わり合いながら一つの目標に向かって活動することで、より深く学ぶことができます。それらが将来どこかでつながると信じて、自分の心に従い、ひたすら実践してみて下さい。理屈は後からついてきます。やがて、それらが生きる自信に繋がって行きます。