—心理学専攻として大学院に進学したきっかけは?
社会学部では社会学科心理学専攻で、生理心理学について学んでいました。3年次には生理心理学の研究を行っている福島宏器教授のゼミに所属し、『気分と左右脳半球の非対称性が階層情報処理に与える影響』というテーマで卒業論文を執筆しました。
現在取り組んでいる数理・統計の道へ進んだきっかけは、福島教授の勧めで山下直人准教授の講義を受講したことです。そこで、心理学を"数理的に探究する面白さ"に出合い、「もっと深く学びたい」と感じました。その思いから山下准教授に何度もお願いし、ゼミへの参加を許可していただきました。4年次には福島ゼミと山下ゼミの両方に所属し、卒業後は大学院へ進学。現在は、数学を用いて既存の統計分析手法を拡張し、推定精度を向上させるための統計解析手法を開発しています。