関西大学の高大連携事業とは
高大連携コンセプト
関西大学では、より充実した教育活動を展開していくために、これまでの入学試験という「点」から高等学校との連携という「線」への転換を新たに企画し、2003年に高大連携推進事務室(現 高大連携センター)を開設しました。
本学の高大連携事業は、「次代の人材育成」を目標に掲げ、高校生を対象としたプログラムをはじめ、小・中学生や教職員など、幅広い年代を対象に「大学の知」を生かした連携プログラムを提供し、教育の充実・発展および人材育成に寄与したいと考えています。
高大連携ポリシー
- 1
- 大学で行われる教育・研究に触れる機会を提供し、高校生等が大学の教育内容への理解を深め、さまざまな学問領域への興味・関心を喚起することにより、アカデミックな学習、研究意欲を高め、進路選択や将来についての意識の向上につなげる。
- 2
- 小・中学生に対しても大学の講義や最先端の研究、実験、技術に触れる機会を提供することにより、学ぶことへの関心を高め、将来の職業、進路、未来に対する夢と希望を育むとともに、創造性豊かな人材の育成に寄与する。
- 3
- 初等・中等教育の現場で教員の仕事の補助活動を行う機会を大学生に提供することにより、学生個々の人間形成とキャリア形成を促し、資質の高い教員の養成及び社会のニーズに応えうる有為な人材の育成に資する。
- 4
- 教育委員会、学校・園と大学相互の教育活動の交流を通じて、各々の教育活動や立場の相互理解を深めるとともに、教育上の諸課題を共有し、これに適切に対応することにより、双方の教育並びに研究等の充実及び発展に資する。
センター長のメッセージ
関西大学高大連携センターは関西大学の教育研究リソースを活用し、地域の教育機関と連携しながら次世代の知の継承者の育成に資することを目標とする、本学の社会貢献の一役を担うセンターです。小中高校生対象各種セミナー、学校インターンシップ、教職員対象研修講座などの各種プログラムを通して、生徒(児童)に大学の研究・教育内容に触れる機会を提供し進路選択の意識向上につなげること、本学の学生に教育現場での就業体験を通して人間形成・キャリア形成を促すこと、現職の教職員の方に最先端の学術的知見を提供し教育スキルや教科教育の充実に役立てていただくことのサポートに取り組んでいます。しかし、これらの活動が大学からの一方通行では真の連携とはなりません。それらの活動に参画する大学教職員もまた時々刻々と変化する学校現場を体験し実態を学ぶ機会を得ています。つまり、高大連携事業は、それに関わる人々が交流を介して共に学び、課題を共有することで初めて意義あるものになると考えています。本センターがその一翼を担い、豊かな教育環境の創出と将来を担う人材の育成の場となるよう尽力する所存です。
今後とも高大連携センターの取り組みにご支援を賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。
高大連携センター長 稲田 貢