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2023.06.28
【報告】第29回関西大学FDフォーラム「高等教育におけるChatGPTの教育的利用を考える」を開催しました。(6/24)
教育開発支援センターでは、6月24日に第29回関西大学FDフォーラム「高等教育におけるChatGPTの教育的利用を考える」を開催し、402名の方々に参加いただきました。
ChatGPTをはじめとする生成系AIを気軽に活用できる環境になりました。生成系AIを活用することで、高等教育における学習者の学びを深めることは果たしてできるのでしょうか。教員は教育にどうChatGPTを活用すれば、学習者の学びを深めることができるのでしょうか。また学習者はChatGPTをどう活用すれば自身の学びを発展できるのでしょうか。そのためには実際にどのような指示(プロンプト)を入力すればよいのでしょうか。
本フォーラムは、これらの疑問やChatGPTに関する基本的な内容を含め、その具体的な活用を考えることを目的に開催いたしました。
まず中澤 務(関西大学 教育開発支援センター センター長 文学部 教授)より、趣旨説明および昨今のChatGPTに係る社会の動きについて紹介を行いました。次に、吉田 塁氏(東京大学 大学院工学系研究科 附属国際工学教育推進機構 工学教育部門 准教授)より、「学習者の学びを深めるためにChatGPTを如何に取り入れるか」をテーマに話題提供をいただき、ChatGPTの基礎的な情報と教育に与える影響について学びを深めることが出来ました。続いて、田村 祐(関西大学 外国語学部 准教授)より、「生成系AIが(英語)教師の代わりにやってくれること」をテーマに話題提供を行い、生成系AIを活用した授業の事例に触れることが出来ました。
その後のトークセッションでは、岩﨑千晶(関西大学 教育開発支援センター 副センター長 教育推進部 教授)がモデレーターとなり、吉田先生と田村先生とともに、話題提供内容や、視聴者から寄せられた質問を踏まえてセッションを行いました。
ChatGPTの基本から、学習者にとってのChatGPTと、教育者にとってのChatGPTを具体的な事例を交えて考えることができ、最後には「教育とはどうあるべきか」という部分にまで議論を深めることができました。
実施後のアンケートでも参加者から高い評価をいただきました。当日参加くださったみなさま、ありがとうございました。
資料等については、以下からご確認ください。
・当日資料

吉田 塁氏(東京大学 大学院工学系研究科 附属国際工学教育推進機構 工学教育部門 准教授)

田村 祐氏(関西大学 外国語学部 准教授)

モデレーター/岩﨑千晶(関西大学 教育開発支援 副センター長/教育推進部 教授)
トークセッション

<上>岡田忠克(関西大学 副学長/人間健康学部 教授)<下>中澤 務(関西大学 教育開発支援センター長/文学部 教授)

<上>三浦真琴(関西大学 教育推進部 教授) <下>司会/山田嘉徳(関西大学 教育推進部 准教授)