研究活動 2015年度

エジプト、アズハル大学教授マジェッド・ナフス氏による講演平成28年(2016年)3月

2016年3月24日(木)に当研究センターにてエジプト、アズハル大学教授のイスラーム学者マジェッド・ナフス氏による講演「イスラーム教と他宗教の共存およびイスラーム教宗派間の共存」が行われました。

本講演では、イスラームとは何かを根本から見つめなおし、コーランの内容にも言及しながら、イスラーム教と他宗教との関わりについての説明がなされました。

また、講演後には質問や意見交換が活発に行われ、イスラームに対する理解が深まるものとなりました。

エジプト遺跡管理官および保存修復家、サッカラ村住民の招聘平成28年(2016年)3月

2016年3月14日(月)から25日(金)にかけて、当センターにエジプトから遺跡監督官および保存修復家、サッカラ村住民であるアズハル大学教授をお招きし、研究会および壁画ワークショップを行いました。エジプトと日本の両専門家による、文化財保護修復の専門知識に関する講義では、活発な意見交換と最新の動向に関する状況を共有しました。

また、3月18日(金)には北海道にある手宮洞窟保存館、フゴッペ洞窟保存館を訪問し、壁画の現場保存の事例とその保存方策について、担当者から説明していただきました。 このワークショップでは、両国における壁画の保存方策について活発な意見交換が行われ、3月22日(日)には当センター研究メンバーの沢田正昭氏(文化財修復グループ)がセンター長を務める東北芸術工科大学文化財保存修復研究センターを見学しました。

2015年度(後期)エジプト現地調査を実施平成28年(2016年)3月

2016年3月3日から11日にかけて、当センターでは、エジプト・サッカラにて合同の現地調査を実施しました。

今回の調査では、前回の調査に引き続きイドゥート埋葬室内の岩盤強化を目的とする実験と議論を行いました。イドゥートのマスタバ埋葬室内はマール層と呼ばれる脆弱な岩盤からなっており、壁画を支える岩盤をいかに強化するかが重要な課題となっています。当センターはこの課題の解決のため、初年度から実験と議論を継続しています。今回の調査でも、岩盤強化の最善の方法を探るための重要な薬剤実験がなされました。

国際シンポジウムの開催平成28年(2016年)2月

2016年2月27日・28日に、当センターは、国際シンポジウム「世界の文化財保護~地域に根ざした活動と課題~」を開催しました。

27日には、エジプトから遺跡管理官や保存修復の責任者をお迎えし、当センターのメンバーである日本人研究者とともに、エジプトにおける文化財修復に関する最新の成果と課題についての報告が行われました。

また、28日にはポーランド、バーレーン、シリア、中国から文化財保護の専門家を、そしてJICAによる国際協力事業において文化財保護に携わる日本人専門家をお招きし、各国の文化財保護の現状と国際的なかかわりについての発表が行われました。また、両日のパネルディスカッションでは、現在の文化財保護の課題や今後の方向性について活発な意見交換が行われました。

翌29日には当センターで研究会を開き、より具体的な意見交換を行うことができました。

 
2月27日 「エジプト文化財修復の成果と課題」

「サッカラ地域の壁画群 ―イドゥートの事例にみる問題とその解決―」アフメド・シュエイブ、アーデル・アカリシュ
「イドゥートの地下埋葬室での保全作業 ―母岩の強化―」伊藤淳志、西形達明、鶴田浩章、中村吉伸
「イドゥートのマスタバにおける修復のためのデジタル・アーカイブ」安室喜弘
ポスターセッション
「サッカラの遺跡群とそれらが抱える問題点」サブリ・ファラグ
「サッカラにおける聖なる動物の墓」ハムディ・アミン
「セラペウム ―現実とクレームのはざまの修復作業―」モスタファ・アブデルファッターハ
「階段ピラミッドの保存と修復に関する検討」アシュラフ・ユーセフ
パネルディスカッション

2月28日 「各国の文化財保護の現状と国際的なかかわり」

「ポーランドの壁画」ラファオ・クーン
「バハレーンの考古遺産」サルマン・アルマハーリ
「シリアの文化遺産の悲劇 ―現在の状況とこれから―」ユーセフ・カンジョウ
ポスターセッション
「敦煌石窟壁画の修復材料および技術」蘇伯民
パネルディスカッション

「文化財保存修復セミナー」の開催平成28年(2016年)2月

当センターでは昨年度に引き続き、「文化財保存修復セミナー」を2016年2月20日から26日にかけて開催しました。文化財について学ぼうとする大学生や、文化財保護に強い関心を持ち、学ぼうとする一般社会人の方々を対象に、現場で活躍している研究者や技術者など、一流の専門家を講師陣に迎えて講義が行われました。本年度は講義に加えて、国立民族学博物館での現場講義や実習も行われ、より実践的なセミナーとなりました。

当センターからは、伊藤淳志氏(科学技術グループ)、西形達明氏(科学技術グループ)、沢田正昭氏(文化財修復グループ)、西浦忠輝氏(文化財修復グループ)、高鳥浩介氏(科学技術グループ)、柏木治氏(国際文化グループ)らが講義をしました。

受講生は、文化財に関する基礎的な知識から文化財保護の実例まで幅広く学び、全日程を履修した受講生には、修了証書が授与されました。

 
セミナーの講義カリキュラム

2月20日(土)
「基礎文化財論」西浦忠輝氏(国士舘大)
「文化と文化遺産」柏木治氏(関西大)
「社会と文化財」天野幸弘氏(元朝日新聞)
「文化財と自然科学」成瀬正和氏(宮内庁正倉院事務所)

2月21日(日)
「木造文化財」西浦忠輝氏(国士舘大)
「世界遺産を考える」西村康氏(ユネスコ・アジア文化センター)
「美術工芸品(漆)」北村繁氏(漆工芸家)
「金属文化財」桐野文良氏(東京藝術大)

2月22日(月)
「文化財保護と行政 現状と課題」井上敏氏(桃山学院大)
「歴史資料」、実習「紙・布」大林賢太郎氏(京都造形芸術大)

2月23日(火)
「地盤と文化財建築」伊藤淳志氏(関西大)
「文化財と国際協力」沢田正昭氏(東北芸術工科大)
「遺跡と建造物」上野邦一氏(奈良女子大)
「文化財構造物」西形達明氏(関西大)

2月24日(水)
「民俗資料」伊達仁美氏(京都造形芸術大)
「考古遺物」増澤文武氏(NPO/JCP)
実習「計測、修復」今津節生氏(九州国立博物館)

2月25日(木)
現場講義(民博)「民族資料の保存管理」日髙真吾氏(国立民族学博物館)
現場講義(民博)「美術工芸品(絵画)」園田直子氏(国立民族学博物館)
館内見学(民博)

2月26日(金)
「石造文化財」西浦忠輝氏(国士舘大)
「文化財の生物劣化と対策」高鳥浩介氏(東京農業大)
「博物館と文化財」魚島純一氏(奈良大)

関西大学大学院にて「文化財科学研究」(秋学期)を開講平成28年(2016年)1月

2016年1月27日(水)から1月29日(金)にかけて、関西大学大学院にて、当センター研究員の沢田正昭氏(文化財修復グループ)が集中講義「文化財科学研究」(秋学期)を行いました。この講義は、文化財の保存修復に関する自然科学的な基礎知識を学び、保存修復の実例から、保存修復技術への応用についての理解を深めることを目的としています。

1月27日、28日には、「遺跡の整備と活用」をテーマとした講義が行われました。実際の保存活用例に触れながら、文化財に対する意識や在り方についての議論がなされ、院生との活発な意見交換も行われました。

1月29日には、吹田市の国立民族学博物館を訪問し、園田直子氏(国立民族学博物館 文化資源研究センター・教授)による講義を受けた後、収蔵庫と保存科学室を見学しました。文化財の保存と公開について現場の声を直接聞くことができ、院生にとって大きな刺激となりました。

「第2回 エジプト学・文化財研究セミナー」の開催平成28年(2016年)1月

2016年1月23日(土)から24日(日)にかけて、関西大学国際文化財・文化研究センター(CHC)ではカイロ大学考古学部の研究者7名による「第2回 エジプト学・文化財研究セミナー」が開催されました(1月24日(日)に予定しておりましたムスタファ・カリーファ氏の講演は、やむをえない事情によりムスタファ氏が急遽帰国の途につかれたため、中止となりました)。このセミナーでは、エジプト学とエジプト文化財保存の研究分野における、専門的かつ多面的な講演がなされました。

1日目の23日(土)は、保存修復の分野から、サルワ・ガードエルカリーム氏による「考古資料としてのガラスの劣化と保存に関する一研究」、ワフィーカ・ノスヒー・ワフバ氏による「パピルス紙と写本資料の保存処置」、エルサイード・マフムード・エルバンナ氏による「国際憲章と国際会議における歴史地区の保存」、ゴマー・アブデルマクスード氏による「考古資料としてのミイラの保存処置を目的とした実験と応用研究」の報告が行われました。

2日目の24日(日)は、エジプト学の分野から、ザケーア・ザキ・ガマールッディーン氏による「王家の示威行為とその歴史的背景」、スライマーン・エルワヘリー氏による「古代メソポタミアの円筒印章に見る神へのとりなしの祈り」、モハセン・ネグメルディーン氏による「エジプト軍事会議―ヒクソス時代、トトメス3世時代、ラメセス2世時代―」の報告が行われました。

どの講演も各専門分野の貴重な内容のものとなり、質問や意見交換がさかんに行われました。

「中期エジプト語講座 中級」を開講平成27年(2015年)12月-平成28年(2016年)1月

当研究センターでは、2015年12月12日(土)から2016年1月9日(土)にかけて、「中期エジプト語講座 中級」を開講いたしました。

本講座は、古代エジプト語についての理解をさらに深めたい方、古代エジプト語を通して、当時の社会や文化に対する知識を得たい方に開かれたものであり、先日行われた「中期エジプト語講座 初級」の修了者を中心とする多くの方々にご参加いただきました。

講座の中では、「シヌへの物語」や「雄弁な農夫の物語」といった古代エジプトの文学作品を取り上げて読み進めていくことで、初級編で身に着けた知識を実践し、古代エジプト語の文章を読み進めるとともに、読解を通して当時の生活や社会の様子をうかがうことができました。

受講生には、全3回の講義を終えて、当研究センターから「中期エジプト語講座 中級」の修了証書が授与されました。

「中期エジプト語講座 初級」を開講平成27年(2015年)10月-11月

当研究センターでは、2015年10月10日(土)から11月7日(土)にかけて、全4回の集中講義「中期エジプト語講座 初級」を開講しました。

本講義では、単語の読み方や区切り方、辞書の使い方から、古代エジプトの実際の文字資料に見られる文法の基礎までを集中的に学びました。本講座を通して、受講生は中期エジプト語の文法のポイントとなる特徴を理解することができ、本年度の12月12日(土)から開講される「中期エジプト語講座 中級」に向けての充実した準備にもつながりました。

この講座は、中期エジプト語を初めて学ぶ人を対象に開かれたものですが、一昨年度、昨年度の講座受講生を含めた、古代エジプトに関心を持つ幅広い世代の方々にご参加いただきました。

受講生には、全4回の講義を終えて、当研究センターより「中期エジプト語講座 初級」の修了証書が授与されました。

日本オリエント学会第57回大会にて発表平成27年(2015年)10月

2015年10月17日(土)から18日(日)に、北海道大学にて日本オリエント学会第57回大会が開催され、当研究センター長の吹田浩氏(エジプト学・エジプト社会グループ)が「関西大学国際文化財・文化研究センターの活動」というタイトルでポスター発表を行いました。

この発表では、エジプト、サッカラのイドゥートのマスタバでの保存修復活動をはじめとして、サッカラ村での聞き取り調査やバーレーンでの現地調査、日本での合同研究、中期エジプト語講座の開講など、「総合文化財学」の確立を目指してこれまで当センターが行ってきた幅広い活動が紹介されました。

サラーハ・エル・ホーリ氏による講義平成27年(2015年)9月-10月

当研究センターでは、2015年9月21日(月)から10月1日(木)にかけて、当センター研究員のサラーハ・エル・ホーリ氏(エジプト学・エジプト社会グループ)が来日し、関西大学の学生に向けた中期エジプト語の講義を行いました。

中期エジプト語の講義では「ウェストカー・パピルスの物語」を使用し、ヒエログリフの読解に取り組みました。講義はすべて英語で行われたため、多くの専門用語を学ぶこととなりました。また、様々な文法解釈に触れ、学生にとって大きな刺激となりました。

日本物理学会2015秋季大会 市民科学講演会にて講演平成27年(2015年)9月

2015年9月20日(日)に関西大学で日本物理学会2015秋季大会市民科学講演会「科学技術と私たちのくらし」が開催されました。

当研究センターからは、センター長の吹田浩氏(エジプト学・エジプト社会グループ)が講演「古代エジプト文明の技術」を行いました。講演では、古代エジプトの壁画やファイアンス、ガラスなどの装飾品にみられる古代の技術と現代の技術とのつながりについての話のほか、当研究センターの成果についても紹介がなされました。

特別講演「エジプトにおける近年の考古学の発見」平成27年(2015年)9月

2015年9月18日(金)、当研究センターにてエジプト考古省外国隊部門、パーマネント・コミッティー総局長ハーニー・アボエルアズム氏による特別講演「エジプトにおける近年の考古学の発見」を開催しました。

本講演では、近年エジプトで発見された遺物が紹介され、2011年のエジプト革命が調査活動に与えた影響についても説明がなされました。

また、講演後には文化財に関するワークショップが行われ、日本の文化財保護法の歴史と変遷について議論が行われました。

19日(土)には、奈良を訪れ、奈良国立博物館を見学しました。また、興福寺や春日大社を実見しながら、文化財保護法に基づく文化財の分類や意義などについての意見交換を行いました。

国際シンポジウム「イスラムと国際社会」にて講演平成27年(2015年)9月

2015年9月14日(月)から16日(水)にかけて、関西大学にて、国際シンポジウム「イスラムと国際社会」が開催されました。シンポジウムでは、日本だけでなく、エジプトやアラブ首長国連邦からも専門家が参加し、幅広い分野の報告が行われました。

16日(水)には、当センター長の吹田浩氏(エジプト学・エジプト社会グループ)が、2011年のエジプト革命やそれ以後のエジプト情勢、革命が文化財へ与えた影響などについて、「エジプト遺跡の保存への政治状況の変化の影響」というタイトルで報告を行いました。

2015年度バーレーン現地調査を実施平成27年(2015年)9月

2015年9月、当センターの吹田浩氏(エジプト学・エジプト社会グループ)、岡絵理子氏(エジプト学・エジプト社会グループ)、アフメド・シュエイブ氏(文化財修復グループ)、アーデル・アカリシュ氏(文化財修復グループ)、マイサ・マンスール氏(文化財修復グループ)、伊藤淳志氏(科学技術グループ)、鶴田浩章氏(科学技術グループ)、中村吉伸氏(科学技術グループ)が、バーレーン王国の現地調査を行いました。

この調査では、世界遺産のカラートゥ・ル=バーレーンやムハラック地区のアラード・フォートをはじめ、バルバル神殿、サール墓地遺跡、アアリ王墓など、バーレーンの様々な時代の遺跡や神殿を数多く見学し、それぞれの文化財の現状や活用状況を実見しました。

「2015東アジア文化遺産保存国際シンポジウム in 奈良」に参加平成27年(2015年)8月

2015年8月26日(水)から29日(土)にかけて、「2015東アジア文化遺産保存国際シンポジウム in 奈良」が開催されました。

このシンポジウムは、東アジア地域における文化遺産保存修復技術の向上と、文化的・歴史的背景を共にする東アジア地域の文化的交流を目的として開催されました。日本、中国、韓国を中心とする国々から300名を超える文化財保存修復の専門家が参加し、最新の調査研究成果の発表と討議を通じての文化交流が行われました。

シンポジウムには、当センタ-からも多数の研究者が参加し、西浦忠輝氏(国際文化グループ)が実行委員長を、沢田正昭氏(国際文化グループ)が基調講演の座長を務めました。また、ポスター解説に参加し、センターの活動を報告するとともに、異なる文化圏での文化財の保存修復に関わる知見や技術を共有しました。

2015年度(前期)エジプト現地調査を実施平成27年(2015年)8月

2015年8月、当センターの吹田浩氏(エジプト学・エジプト社会グループ)、サラーハ・エル・ホーリ氏(エジプト学・エジプト社会グループ)、アフメド・シュエイブ氏(文化財修復グループ)、アーデル・アカリシュ氏(文化財修復グループ)、マイサ・マンスール氏(文化財修復グループ)、伊藤淳志氏(科学技術グループ)、西形達明氏(科学技術グループ) 、鶴田浩章氏(科学技術グループ)、安室喜弘氏(科学技術グループ)、中村吉伸氏(科学技術グループ)が、エジプト、サッカラにて合同の現地調査を行いました。

今回の調査では、前回の調査でおこなった薬剤試験の結果の確認や、現地の修復家との議論を中心とした活動に取り組みました。議論では、イドゥートの岩盤補強に適した薬剤についての意見交換がなされました。また、ギザ遺跡を訪問し、イドゥート地下埋葬室と同様に脆弱な岩盤から成るスフィンクスの劣化状況を確認しました。

日本での打ち合わせ平成27年(2015年)2015年7月-8月

2015年7月から8月にかけて、当研究センターのアフメド・シュエイブ氏(文化財修復グループ)、アーデル・アカリシュ氏(文化財修復グループ)が来日し、日本の研究メンバーとの打ち合わせを行いました。

7月28日(火)には、吹田浩氏(エジプト学・エジプト社会グループ)、西形達明氏(科学技術グループ)、伊藤淳志氏(科学技術グループ)、鶴田浩章氏(科学技術グループ)、中村吉伸氏(科学技術グループ)らとの打ち合わせに参加しました。

この打ち合わせでは、8月に行われるエジプトでの調査に向けて、主にイドゥートのマスタバの岩盤補強に使用する薬剤について、活発な意見交換が行われました。

関西大学大学院にて「文化財科学研究A」(春学期)を開講平成27年(2015年)7月

2015年7月29日(水)から31日(金)まで、当センター研究員の沢田正昭氏(文化財修復グループ)が集中講義「文化財科学研究A」の前期講義を行いました。

講義では、文化財科学の概要や保存修復に関する基礎知識を学び、文化財および文化遺産の保存と活用に関する理解を深めることを目的に、多くの事例と最新の動向が紹介され、みな興味深く講義を受けました。

7月31日(金)には、大阪文化財研究所保存科学室を訪問し、木材の保存処理法を説明していただき、実際の作業を見学しました。また、午後からは、大阪歴史博物館を訪問し、難波長柄豊碕宮遺跡の現場保存処置についての説明を拝聴し、遺構を間近で観察させていただきました。

カイロ大学長からの表彰状を授与平成27年(2015年)6月

2015年6月、当センターのマイサ・マンスール氏(文化財修復グループ)が、2014年度に国際学術雑誌に投稿し、世界大学学術ランキングにおけるカイロ大学の順位向上に貢献したことが讃えられ、カイロ大学長より表彰されました。