環境都市工学部

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建築学科 江川 直樹 教授が復興デザイン会議 第2回全国⼤会(東京大学復興デザイン研究体)において復興計画賞を受賞

氏名

江川 直樹

所属

環境都市工学部 建築学科

受賞年日

2020年12月05日

大会・団体名

復興デザイン会議 第2回全国⼤会(東京大学復興デザイン研究体)

受賞名

復興計画賞

研究テーマ等

芦屋市若宮地区の震災復興住環境整備

賞の概要

復興デザイン会議 第2 回全国大会 2020 年12 月5 日(土)・6 日(日)
主催:復興デザイン会議 (東京大学復興デザイン研究体)
ポストコロナの都市像を描く -現場・規範・理論-
於:東京大学1号館第15教室+Web会議(Zoom)オンライン開催(一部ハイブリッド開催)
(※東京大学内で開催する審査会・講演等を公開・配信)

表彰式
⽇時:2020年12⽉5⽇(⼟) 18時45分〜19時30分(第2回全国⼤会内)
開催:オンライン開催(⼀部、東京⼤学内で実施)
◆復興計画賞「芦屋市若宮地区の震災復興住環境整備」
◆受賞事業概要:
「芦屋市若宮地区は約2.3ha の既成市街地で、阪神淡路大震災により甚大な被害を受けた。被災した地域住民を中心として「若宮地区まちづくり協議会」が発足し、被災前の路地空間の雰囲気等を生かした復興を目指し、自力再建住宅と小規模な災害公営が分散的に配置された復興計画案を検討し、住宅地区改良事業によって施工された。また、公営住宅は自力再建住宅のまちなみに馴染むスケールと通り抜け等に配慮した設計とし、こうした計画によって、近隣同士の日常的なつながりが維持され、満足度の高い復興に寄与している。」
◆受賞者
・若宮地区まちづくり協議会
・芦屋市
・江川直樹 関西大学教授(当時:現代計画研究所大阪事務所)
・後藤祐介 故人(当時:GU計画研究所)

■復興デザイン研究体(※1)
http://bin.t.u-tokyo.ac.jp/dss/about_co.html#
   2050 年に向けて世界人口が 30 億人急増し、日本の国内人口が 3000 万人減少する中、エネルギー不足・食 糧問題・頻発災害といった問題が日本の都市社会に壊滅的なダメージを与える可能性があります。こうした問題の解決は喫緊の課題であり、そのためには従前の工学的要素技術をバラバラに取り扱うのではなく、都市社会技術として包括的に結び付けた全く新しい独創的な問題解決手法を確立しなければなりません。
 そこで、現在国際競争力を有するモビリティ、材料、エネルギーといった工学技術を核としながら工学以外の様々な分野と連携した上で、都市・地域・コミュニティ・国土レベルで展開可能な新たな都市社会モデルを構築し、そのモデルを日本のみならずアジア諸都市へも展開するべく、復興デザイン研究体は創設されました。
 東日本大震災を契機に、原発をはじめとする科学技術を基盤とした地域社会の在り方そのものが問われました。今後、工学分野のみならず復興の現場で実践的活動に取り組んでいる専門家と連携し、関東・東海・東南海・南海地震が想定される地域の事前復興を念頭に、新たな社会デザインの枠組みを実践的に提案していく必要が高まっています。
当研究体ではこうした実践的な社会技術の実験が可能な複数都市と連携し、国土交通省や全国の自治体と共同で研究開発を行うことで、全く新しいタイプの研究分野の創出を指向すると共に、新たなモデル都市の実現を図ります。
 当研究体は東京大学工学系研究科の都市工学専攻・建築学専攻・社会基盤工学専攻を中心に、農学、法学、情報理工学、経済学部と協力すると同時に、自治体、企業、学術会議との連携により組織されます。このような体制の下、4つの研究テーマに基く研究開発を進めながら次世代の都市・地域・国土像を考えています。

■復興デザイン会議(※2)
http://bin.t.u-tokyo.ac.jp/dss/conference.html

■復興デザイン会議「復興計画賞」(※3)
災害からの復興に関わる研究者・計画者・設計者などが、互いの取り組みから学び、議論することで、次の復興に向けた知見の体系化と来たるべき災害に備えるためのネットワーク構築を目指して、活動しています。その一環として昨年度より「復興政策賞」「復興計画賞」「復興設計賞」を設け、災害復興および事前復興に関わり顕著な功績をなしたと認められる政策・計画・設計を表彰することで、その経験・技術・知見を広く共有し、今後の災害時に活かしていこうという取り組みをすすめています。
復興デザイン会議会長:原田昇(中央大学教授)
審査委員長:羽藤英二(東京大学教授 都市工学)
副委員⻑ 乾久美⼦(建築設計)、徳永幸久(都市計画)
審査委員 岡村仁(構造設計)、⾙島桃代(建築設計)、近藤⺠代(建築計画・都市計画)、廣井悠(防災計画)、宮城俊作(都市デザイン)、安原幹(建築設計)⼭⼝敬太(⼟⽊計画)、渡部英⼆(復興事業)

プログラムPDF

復興デザイン研究体

復興デザイン会議

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