環境都市工学部

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都市システム工学科 楠見 晴重 教授が文部科学大臣表彰 科学技術賞(理解増進部門)を受賞

氏名

楠見 晴重

所属

環境都市工学部 都市システム工学科

受賞年日

2020年04月07日

大会・団体名

文部科学省

受賞名

文部科学大臣表彰 科学技術賞(理解増進部門)

研究テーマ等

京都盆地の地下水適正利用と保全に向けた技術の理解増進

賞の概要

京都盆地は古来より地下水の利用が盛んな地域です。現在では上水道水源ならびに京料理や和菓子等の食文化、友禅染や日本酒造等の伝統産業、茶道や祭事等の伝統文化などと密接に結びついています。地下水利用に対して、地下水の枯渇、地盤沈下、地下水汚染等の発生は住民生活に大きな支障をもたらすだけでなく、文化の継承にも大きく影響します。それゆえに、地下水の適正利用に関する包括的な水源  揚水井の適正管理技術に関する研究と地下水利用の継続的な普及  啓発、地下水環境保全に対して住民意識向上への理解増進が求められています。
楠見教授は30年以上にわたり、京都盆地の地下水適正利用に関する研究を進め、水源揚水井の維持管理技術として最先端技術を取り入れた研究等と共に、京都盆地地下構造の3次元CGによる可視化と地下水賦存量等の種々な解析・調査が進展しました。特に地下水賦存量が「琵琶湖に匹敵」することを初めて視覚化した成果は講演等により、広く社会に対して地下水保全と適正利用の理解増進に寄与しました。

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