エネルギー環境・化学工学科 村山 憲弘 教授、松岡 光昭 准教授、林 順一 教授が環境資源工学会において2022年度論文賞を受賞
氏名
村山 憲弘
松岡 光昭
林 順一
所属
環境都市工学部 エネルギー環境・ 化学工学科
受賞年日
2022年06月03日
大会・団体名
環境資源工学会
受賞名
2022年度論文賞
研究テーマ等
種々のMg-Fe系複合酸化物を用いた希薄水溶液中のホウ素およびヒ素の除去
賞の概要
エネルギー環境・化学工学科・村山憲弘教授らの以下の論説報文が、環境資源工学会・2022年度論文賞に選ばれた。
【対象論文】 五十井浩平(関西大),白杉文香(関西大),松岡光昭(関西大),林順一(関西大),村山憲弘(関西大):種々のMg-Fe系複合酸化物を用いた希薄水溶液中のホウ素およびヒ素の除去,環境資源工学,Vol.66,No.1,pp.29-35(2019)
【授賞理由】 本論文は、種々の条件で合成したマグネシウム-鉄系複合酸化物の構造、表面特性を系統的に検討し、ホウ素及びヒ素を効率的に吸着除去するために必要な因子を詳細に考察している。その結果、ホウ素やヒ素(III)の除去における酸化マグネシウム粒子表面の水和やマグネシウム-鉄複合酸化物からの層状複水酸化物構造の再生の役割を明らかにしている。有害陰イオンの吸着に関わる因子を明確に示したことで、同分野の今後の発展に期待が広がった。これらの点高く評価でき論文賞にふさわしい。