理工学研究科 縣 優介さんが化学工学会 第82年会において優秀学生賞を受賞
氏名
縣 優介
所属
理工学研究科 環境都市工学専攻 エネルギー・環境工学分野(プロセスデザイン研究室)
受賞年日
2017年03月08日
大会・団体名
化学工学会 第82年会
受賞名
優秀学生賞
研究テーマ等
イオン液体のHansen溶解度パラメータを用いた評価
賞の概要
イオン液体のHansen溶解度パラメータの算出と傾向の検討を行った。イオン液体は、高イオン電導性、不揮発性など塩の特徴を有しつつ、100℃以下で液体として存在できる点から多方面から注目を集めている。イオン液体を溶媒として利用する際、溶質との親和性を評価また制御するための尺度となる物性値は極めて重要である。しかし、現在はイオン液体の親和性を表現する指標はほとんどない。そこで、物質間の親和性を評価する指標として実績のあるHansen溶解度パラメータに着目した。本研究では、イオン液体のHansen溶解度パラメータの算出方法を提案し、カチオンとアニオンの組み合わせによる影響まで検討した。
(公社)化学工学会主催の化学工学会第82年会が芝浦工業大学にて開催された。当学会は主に反応工学、分離プロセス、起訴物性、熱工学など化学工学全般に関する研究発表を行う学会である。 研究成果発表は口頭講演が約350件、ポスター講演が約450件であった。ポスターセッション(基礎物性、粒子・流体工学)において、ポスター発表件数90件の中から優秀な研究発表として表彰された。
指導教員
山本 秀樹