理工学研究科　白倉由布子さんが分離技術会年会2012において学生賞を受賞｜表彰・受賞一覧（学生）

理工学研究科　白倉由布子さんが分離技術会年会2012において学生賞を受賞

氏名

白倉　由布子

所属

理工学研究科　ソーシャルデザイン専攻　エネルギー・環境工学分野（反応システム工学研究室）

受賞年日

2012年06月02日

大会・団体名

分離技術会年会2012

受賞名

学生賞

研究テーマ等

Glutaraldehydeで架橋したPVA高分子ゲルの合成および水中微量有害有機物質の吸着分離特性

賞の概要

＜分離技術会について＞
　分離技術会は、相平衡、蒸留、吸着、抽出など様々な分離プロセスについて年会、国際会議の実施および講習会等を行っている。今回の年会2012において、研究発表（口頭発表、ポスター発表）が行われた件数は178件、参加者は約300名であった。
＜発表内容＞
　温度変化に応答し、物性や形状が変化する感温性高分子ゲルは、様々な分野への応用が試みられている。これまでにPolyvinyl Alcohol(PVA)ゲルは多量の架橋剤が必要でありコストや環境問題の観点で問題があった。本研究室では、架橋剤の使用量を低減できるGltaraldehydeで架橋したPVA高分子ゲルの合成を試みたが、表面に細孔を有していなかった。
　そこで、本研究では架橋反応に用いる酸触媒としてH2SO4とNa2SO4混合溶液を用いることで表面に細孔を有するGlutaraldehyde架橋のPVA高分子ゲルの合成を試みた。また、水中に含まれる微量有機物質としてp-chlorophenolを用い、PVA高分子ゲルの吸着分離特性を評価した。本研究結果についてポスター発表を行った。