理工学研究科 佐藤隆志さんがThe 3rd Research Symposium on Petrochemical and Materials Technology and The 18th PPC Symposium on Petroleum‚ Petrochemicals‚ and PolymersにおいてSilver Poster Presentation Awardを受賞
氏名
佐藤 隆志
所属
理工学研究科 総合理工学専攻 (プロセスデザイン研究室)
受賞年日
2012年04月24日
大会・団体名
The 3rd Research Symposium on Petrochemical and Materials Technology and The 18th PPC Symposium on Petroleum‚ Petrochemicals‚ and Polymers
受賞名
Silver Poster Presentation Award
研究テーマ等
Measurement of Gas Solubility of Oxygen in Pure and Mixed Solvents and Estimation Using ASOG method
賞の概要
<The 3rd Research Symposium on Petrochemical and Materials Technology and The 18th PPC Symposium on Petroleum‚ Petrochemicals‚ and Polymersについて>
当学会は主に石油化学、バイオケミカル、ポリマーに関する触媒反応、分離、プロセスシミュレーションなどに関する研究発表を行う学会である。研究成果発表(Oral Sessions and Poster Sessions)の件数は162件であった。
<発表内容>
近年、有機金属分野や錯体合成といった分野において溶媒中に溶け込む酸素による気質の分解や収率の低下が問題視されており、酸素の溶解度データの必要性が高まっている。工業的には多成分系混合溶媒に対するガス溶解度も必要とされており、様々な系に対するガス溶解度の報告が望まれている。また、ガス溶解度の文献への報告例がない場合、推算を行う必要があるが、満足な推算精度を有した推算法が確立されるには至っていない。
本研究では、ガス溶解度を正確かつ簡便に測定することを目的として開発したガス溶解度測定装置を用いて、報告例がない純溶媒9種を含む純溶媒14種および混合溶媒4系に対する酸素の溶解度を測定した。実測した純溶媒14種および混合溶媒4系に対する酸素の溶解度はASOG法を用いて算出した。14種の純溶媒に対する酸素の溶解度の実測値とASOG法によって算出した値の偏差は平均で0.78%であった。混合溶媒4系に対する酸素の溶解度の実測値とASOG法によって算出した値の偏差は平均で1.89%であった。ASOG法を用いることで、実測値を用いずアルコールおよびアルカンに対する酸素の溶解度が算出可能であることを確認した。以上の研究成果をポスター発表した。
指導教員
山本 秀樹