理工学研究科 石原寛士さんが分離技術会年会2012において奨励賞を受賞
氏名
石原 寛士
所属
理工学研究科 ソーシャルデザイン専攻 エネルギー・環境工学分野(反応システム工学研究室)
受賞年日
2012年06月02日
大会・団体名
分離技術会年会2012
受賞名
奨励賞(日本ベル賞)
研究テーマ等
CVD法による分子篩炭素の製造とその分離特性
賞の概要
<分離技術会について>
分離技術会は蒸留、ガス吸収、吸着、抽出、晶析、膜分離などの種々の分離技術に関する研究発表を行う学会である。今回の年会では発表件数178件、参加者は約300名であった。
<発表内容>
最近、下水汚泥からエネルギーを生産する方法としてメタン発酵が注目されている。そして、得られたメタンをバスなどの燃料利用や都市ガスとして供給する試みも始まっている。メタン発酵で得られるガス中からメタンを分離する方法の一つとしてPSA法があり、PSA法の分離性能は用いられる吸着剤(分子篩炭素)の分離性能に大きく依存する。
本研究はCVD法によるバイオマス炭化物からの分子篩炭素の製造に関するもので、いくつかのガスの吸着量、吸着速度のデータから分離能や蒸着した炭素がどのように細孔構造を変化させているのかについて検討している。
指導教員
林 順一