化学生命工学部

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微生物学IV 微生物学IV

「発酵ジャパン」わが国は古くから清酒、味噌、醤油といった多様な発酵食品を生み出してきた発酵大国です。発酵は微生物が食品成分をアルコールや有機酸、アミノ酸など様々な成分に変換する現象です。近年ではこの発酵技術を燃料や化学品・医薬品生産に応用する研究が活発化しています。本講義では、伝統的な発酵産業から最新のバイオものづくり技術までを体系的に学び、微生物利活用のための視座を高めます。

医薬品薬理学 医薬品薬理学

医薬化学、薬理学および生理学の統合的理解を目的とし、医薬品化合物の分類、医薬品化合物の薬理作用機構、薬物動態や安全性について、創薬の実例を挙げながら解説します。また、医療や薬事行政の問題や医薬品の臨床開発プロセスを通じて医薬品業界の仕組みを解説します。さらに、医薬品業界や創薬研究のトピックや今後の展望等を紹介します。

食品科学1 食品科学1

食品を理解するために必要な基礎知識を学びます。まずは、食品の機能と食品の分類について概要を理解した上で、タンパク質、糖質、脂質、色素、におい成分、呈味成分といった食品に含まれる成分について学習します。また、油脂の酸化、タンパク質と糖質の変化、褐色に変化する褐変など食品成分の変化について理解を深めます。さらに、食品の物性や安全性に関する知識を養います。

生物化学工学Ⅰ 生物化学工学Ⅰ

微生物や動植物の細胞によって、アミノ酸、糖、酵素、医薬品などの有用物質を効率良く生産するための基礎、収率や生産性の評価法を学びます。また、工業化に欠かせない加熱、撹拌、分離などの技術の基礎となる物質の移動や収支の考え方を学びます。コスト計算の基本を含めて、食品などの製造現場で、何十トンというスケールで製品を安定に低コストで製造する際の考え方を身に付けます。

遺伝子工学 遺伝子工学

遺伝子工学は分子生物学や生化学の知識をもとに確立された技術・学問であるが、近年、さまざまな分野で活用され、従来の学問領域をこえた新しい分野を生みだしています。この講義では、遺伝子工学の基礎概念、基礎技術や新技術について解説するとともに遺伝子工学から派生した新しい分野を紹介します。また、遺伝子工学誕生の歴史を振り返るとともに、遺伝子組換え生物を扱う上での規定や規制について解説します。

環境科学 環境科学

我々を取り巻く地球環境は、その時代背景に伴い、日々刻々と変化しています。本講義では現代社会の複雑な環境問題と、それらに対する世界全体での取り組みについて紹介します。また、身近な環境リスクを例にとり、環境分析の手法やリスク評価とその管理のあり方についても学習します。持続可能な社会の実現のために、地球環境問題について考え、自ら環境問題に取り組み行動できる力を養います。

クローズアップ授業 クローズアップ授業

福永 健治 教授
科目名:生化学IV

基礎的な知識や柔軟な思考を身につけ、 社会に巣立ってほしいと思います。 基礎的な知識や柔軟な思考を身につけ、 社会に巣立ってほしいと思います。

日ごろから学生には「自分の研究について、専門外の人にわかりやすく説明できるか」を意識して学んでほしいと話しています。例えば、企業の面接で化学の専門家でない人事担当者に「食物を摂取すると体内でどんな化学反応が起きるか」を順序立ててきちんと解説するのは、基本的なことが本当に理解できて初めて可能なことです。授業では、基本的な知識が記憶に残り、さらに理解が深まるように心がけて講義を進めています。ときには教科書に載っていないような話題も展開しますが、そのことで学生たちの意欲をもっと刺激できたらと考えています。

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