関西大学 化学生命工学部では、「化学」と「生命」の知識を基盤に、次世代の研究者や技術者を育成することを目指しています。本学部の大きな特色は、「多様な専門コース」、「国際的な視野を広げる教育環境」、そして「産学官連携による実践的な研究教育」です。これらの強みを通じて、私たちは、学生が幅広い分野で活躍し、現代社会が直面する課題解決に貢献できる人材を育てています。
多様な専門コース 本学部は、化学・物質工学科と生命・生物工学科の2つの学科で構成され、それぞれに多様な専門コースが設けられています。化学・物質工学科では、マテリアル科学、応用化学、バイオ分子化学の3つのコースを提供し、生命・生物工学科では、バイオテクノロジーとライフサイエンスの2つのコースを学ぶことができます。これらのコースを通じて、学生は資源・エネルギー問題、環境問題、食料不足、医療課題といった現代社会の重要課題に対応するための幅広い知識と技術を習得します。
国際的な視野を広げる教育環境 本学部では、学部独自の海外理工系大学との短・中期留学プログラムを通じて、学生が国際的な視野を広げる機会を提供しています。このプログラムの特徴は、語学留学ではなく、海外の研究室に滞在し、現地の学生や研究者と共同研究を行う「研究留学」である点です。多くの学生がこのプログラムを通じて、最先端の技術に触れながら実際の研究プロジェクトに参加し、将来のキャリアに生かす貴重な経験を積んでいます。さらに、学内では留学生との共学環境が整っており、異文化理解を深めながら、グローバルな感覚を養うことができる点も本学部の強みです。
産学官連携による実践的な研究教育
本学部には、医療材料やエネルギー関連材料の分野に特化した教員が多数在籍しており、学生は実践的な研究活動を通じて、知識とスキルを高める機会を得られます。たとえば、「関大メディカルポリマーによる未来医療の創出プロジェクト」など、近隣の大学や研究機関、産業界との共同研究や活動に積極的に参加することができます。これにより、学生は実際の社会課題に取り組みながら、実践的な問題解決能力を身につけていきます。
私たちは、これらの特色を生かし、学生が未知の課題に果敢に挑戦し、社会や世界に貢献できる人材を育成することを大切にしています。皆さんが本学部で学び、未来のリーダーとして活躍できる力を培うことを心から期待しています。