KANSAI UNIVERSITY

環境都市工学部

深刻化するエネルギー、環境問題について、解決策を提案する。 深刻化するエネルギー、環境問題について、解決策を提案する。

やがて石油の供給不足が現実になるといわれ、地球環境の悪化も進行しています。これ以上の環境破壊を食い止め人類の持続的発展を維持するためには、今とは異なる新しいエネルギー体系を構築することが求められています。深刻化する地球温暖化問題に対しては、二酸化炭素の排出を最小化して、低炭素社会を構築する必要があります。そのためには省エネルギーの推進と既存エネルギーの変換効率の飛躍的向上に加えて、太陽光、風力、バイオマス、廃棄物や水素などの新エネルギーを利用する技術開発を進めていくことが重要です。本学科では、省エネルギーや新エネルギー、環境修復、環境汚染防止など、エネルギーと環境を見据えた科目を配置。1年次から多くの実験・演習を課し、身につけた実践的な知識・技術をいかして環境負荷の少ない新システムを構築できる人材を育成します。

学びのスタイル

理工学研究科 環境都市工学専攻
博士課程前期課程 2018年3月修了
平井 大暉

研究テーマ

水熱処理によるバイオマスの成分分離とリグニンの活用

利用用途が見いだされず、廃棄されていた資源に着目。研究室で効率的なリグニンの抽出・活用に成功。 利用用途が見いだされず、廃棄されていた資源に着目。研究室で効率的なリグニンの抽出・活用に成功。

近年、化石資源の枯渇や温室効果ガスの増加などの問題を背景に、カーボンニュートラルかつ再生可能な「リグノセルロース系バイオマス」への注目が高まっています。私は、そのバイオマスを構成している成分のひとつ「リグニン」に着目。リグニンは電極が硫酸鉛になる工程を遅らせ、電池やバッテリーの劣化を防ぎ、寿命を伸ばすことに有効な物質です。木材中に約3割含まれていますが、構造が複雑なため容易に取り出せず、大部分は廃棄されています。そこで、従来とは異なる分離法でリグニンを取り出すとともに、新たな活用法について検討を行いました。私が採用した分離法はアセトンの混合溶液を用いた水熱処理法です。その分離法を用いればリグニンは変性されにくく、環境負荷も低く効率的に分離できます。また、リグニンを電極に添加せずに予め電解液に直接添加しても同じ効果が得られるということも実験により確認できました。この研究が深刻化するエネルギー環境問題の解決に少しでも貢献できればと思います。

バイオマスと活性炭をテーマに研究。木材や食品などの残渣、廃棄物に再生可能な資源を探りあてます。

石油由来ではない再生可能エネルギーは、暮らしに直結する身近なテーマで、いま社会から求められている分野です。私たちの研究室では木炭などの生物由来の資源、さらには木の枝葉や食品残渣などの廃棄物のなかにある再生可能資源の抽出や活用法を研究。自ら課題を見つけ、自ら考え、それをどう解決していくのか。学生は研究を通してこれらのチカラを身につけています。

エネルギー・環境工学科
長谷川 功 准教授

学びのキーワード

【新エネルギー】
【リサイクル】
【環境保全】

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コース紹介

3年次からコースに分かれて学習します。

エネルギー工学コース

より良いエネルギーの開発と利用を考えます。

家畜の排せつ物や木くず、生ゴミなどから新しいエネルギーを作り出す「バイオマス」、限りある化石エネルギーを大切に、効率よく利用する「省エネ」など、環境にやさしいエネルギーの開発や利用法について学びます。

環境化学コース

地球をきれいにする技術を身につけます。

地球温暖化のような環境問題を解決するためには、環境を汚染する物質を出さない技術や、すでに排出された環境汚染物質を除去・無害化する技術などを工学的な立場から学びます。

  • キャパシタ型イオン除去装置

  • 有機化合物が分析できるGC-MS装置

  • ナノ粒子サイズ分布測定装置

  • エネルギー自立型炭化装置

取得できる資格

所定単位を修得すると資格を取得できるもの

中学校教諭一種免許状〔理科〕
高等学校教諭一種免許状〔理科・工業〕
司書、司書教諭、学芸員、毒物劇物取扱責任者
※いずれも申請中(ただし、文部科学省における審査の結果、予定している教職課程の開設時期が変更となる場合があります。)

所定単位を修得すると在学時から受験資格が得られるもの

甲種危険物取扱者

卒業時に受験資格が得られるもの

甲種消防設備士

受験できる資格

公害防止管理者
高圧ガス製造保安責任者
放射線取扱主任者
環境計量士

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